目次
本記事ではWebディレクターの仕事内容や必要なスキルなどを踏まえ、経験を生かせる他業種の仕事を紹介します。他業種からWebディレクターへ転職する方法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
Webディレクターの基礎知識
他業種からWebディレクターを目指す方は、「どのような経験やスキルがWebディレクターで生かせるのか」「年収はどれくらい変わるのか」など気になるでしょう。
ここでは、現在の業種とWebディレクターとを比較検討できるよう、基礎知識として以下の3つについて紹介します。
- 仕事内容
- 必要なスキル
- 平均年収
仕事内容
Webディレクターの一般的な仕事内容は、おもに次の5つです。
- 企画や提案
- サイト全体の設計や制作
- 制作スケジュールの調整や管理
- プロモーション全般
- Webサイトの更新や運用、保守管理
ただし、仕事内容や担当範囲は、就職先が制作会社か事業会社(Webサイトを作りたい企業)か、組織に属して働くかフリーランスかにもよって異なります。
たとえば、Webディレクターが複数確保されている場合は分業制のため、特定の領域に特化できる点が大きなメリットです。また、Webディレクターが1人であれば多様な業務を兼務する分、豊富な知識とスキルを身につけられます。
Webディレクターの仕事内容は、就職先や勤務形態によって違ってくることを覚えておきましょう。
必要なスキル
Webディレクターに必要なスキルは、おもに次の5つです。
- ディレクションスキル
- マネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- プレゼンテーションスキル
- デザインやプログラミングなどの実務スキル
実務スキルは書籍や動画などで学べますが、ほかのスキルは実践経験が重要になります。逆に言えば、他業種でもマネジメントなどの経験があればWebディレクターとして活躍できる可能性が高いといえるでしょう。
平均年収
Webディレクターの平均年収は、会社員とフリーランスとで大きく異なります。会社員として働く場合の平均年収は約500万円、月収にして約40万円です。一方、フリーランスとして働く場合の平均年収は約730万円、月収にして約60万円になります。
参考:https://freelance-start.com/jobs/job_category-11
参考:https://www.bigdata-navi.com/aidrops/3827/
また、フリーランスの平均年収は、独立から1年未満で30万円前後と平均の半分ほどです。しかし、案件選定とスキルアップによっては会社員よりも大幅な年収アップが期待できます。
他業種からいきなりフリーランスのWebディレクターになるのは難しいですが、「いずれは独立する」という目標を持つのも働く上で大切なモチベーションとなるでしょう。
Webディレクターに転職しやすい他業種
Webディレクターの仕事内容や必要なスキルは、他業種の経験からも得られることがわかりました。では、どのような他業種がWebディレクターに転職しやすいのでしょうか。
ここでは、Webディレクターに転職しやすい他業種を4つ紹介します。
- 既存顧客営業
- Webのメディア・サービス運営
- Web以外のメディア制作・運営
- オンライン広告業界・グラフィックデザイン業界
既存顧客営業
既存顧客の営業経験は、Webディレクターとして対応する顧客折衝などで生かせます。
顧客にヒアリングし、課題解決に向けた施策の検討や提案など、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルが生かせるのです。とくにITやSaaSなどの営業であればWebの知識が使えるため、親和性が高いといえます。
ただし、デザインやプログラミングなどの実務スキルは新たに学ぶ必要があります。とはいえ、はじめは複数のWebディレクターで分業する案件から挑戦すると、経験を積みながら少しずつ学ぶという方法も取れるでしょう。
Webのメディア・サービス運営
Webマガジン、オンラインメディアなどWeb関連メディアの運営経験がある方もWebディレクターに転職しやすいといえます。とくに、機能改修やUI改修に携わった経験があるとベターです。
また、ディレクションやマネジメント経験もあれば、即戦力としてWeb制作会社・事業会社ともに重宝されるでしょう。
Web以外のメディア制作・運営
テレビや新聞書籍など、Webとはまた違う媒体のメディア制作にかかわる職種も、Webディレクターに転職しやすいといえます。こまごまとした制作プロセスなどは異なる分、Web業界独特の知識やスキルを学ぶことは必要です。
しかし、ターゲットに刺さるコンテンツ作りという考え方は媒体問わず共通しています。競合他社と差別化したユニークな企画立案・提案などができると、Webディレクターとしての大きな強みになるでしょう。
オンライン広告業界・グラフィックデザイン業界
オンライン広告業界やグラフィックデザイン業界の経験も、Webディレクターに生かせます。クライアントに対するコミュニケーションスキルはもちろん、制作進行を管理するなどチームマネジメントスキルがWebディレクターへの転職後も大いに役立つでしょう。
とくにオンライン広告はWebサイトとの関係性が強いコンテンツであるため、その業界でつちかった経験や知識が存分に生かせます。
他業種からWebディレクターに転職する3つの方法
最後に、他業種からWebディレクターに転職する方法を3つ紹介します。
- 自分に足りない知識やスキルを身につける
- 専門学校やスクールに通う
- 転職エージェントを活用する
自分に足りない知識やスキルを身につける
現在の職種とWebディレクターの仕事内容を照らし合わせて、自分に足りない知識やスキルを洗い出し、1つずつ身につけていきましょう。
このとき、資格取得を目指すのもひとつの方法です。取得に向けて勉強することで、自然と知識やスキルが身につきます。Webディレクターであれば、「Web検定」や「Webクリエイター能力認定試験」などに挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、YouTubeやブログなど、さまざまな解説や説明を見て独学することもできます。いずれにしても、継続的に学べるよう自分に合った学習方法を見つけることが大切です。
専門学校やスクールに通う
独学では不安だという方は、専門学校やスクールに通うのもよいでしょう。スクールによっては課程の修了後、案件獲得をサポートしてくれるところもあります。
独学よりは金銭的な負担があるものの、「確実に正確な知識とスキルを身につけたい」「専門学校に通う時間的・金銭的余裕がある」という方におすすめです。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、職務経験やスキルを踏まえて自身によりマッチする案件を紹介してくれるサービスです。勤務時間や年収など労働条件の希望に合った案件探しもしてくれるため、働きやすい環境でWebディレクターに転職できます。
ただし、自身によりマッチした案件を獲得するためには、担当者と密にコミュニケーションを取ることが必要です。Webディレクターへの転職を決めたら、早々にサービスへ登録し、担当者と相談しながら転職活動を進めていくとよいでしょう。
Webディレクターは他業種からも転職できる!
Webディレクターは、コミュニケーションやマネジメントなど他業種の経験やスキルも生かせます。実務スキルは別途学ぶ必要がありますが、そこさえカバーできれば他業種からの転職も十分可能です。
他業種からWebディレクターへの転職を検討中の方は、自分に足りない知識やスキルを洗い出して少しずつ身につけていきましょう。
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他業種からWebディレクターへ転職する際は、自身の保有スキルや経験をアピールするポートフォリオの作成が必要です。
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