WebディレクターはWebサイトの企画立案をはじめ、運用における責任を担う存在です。
Webディレクターはライティングのスキルはもちろん、スケジュール管理などのさまざまな業務を担当する立場ということもあり、多くのスキルが求められます。
そこで、今回はWebディレクターを目指すうえで身につけておきたいスキルを10選にして紹介していきます。
Webディレクターとして最初に身につけるべき最低限の10個のスキル
Webディレクターをこれから目指す人は、最低限身に付けておくべきスキルがあります。
Webディレクターとして最初に身につけるべき最低限のスキルは次の10個です。
- メンバーマネジメント能力
- プロジェクトマネジメント能力
- スケジュール管理能力
- 予算管理能力
- コミュニケーション能力
- 課題抽出・課題解決能力
- Webやインターネット全般に関する基礎知識
- プログラミングに関する基礎知識
- デザインに関する基礎知識
- 原稿ライティングに関する基礎知識
必要なスキル (1) メンバーマネジメント能力
Webディレクターにはメンバーをまとめ、適切な位置に配置するメンバーマネジメント能力が必要です。
自分だけで作業を進めるだけでなく、プロジェクトの監督的な役割を果たすため、メンバーの管理能力は重要なポイントです。
チームのメンバー一人ひとりの能力を発揮できるように適切に導いてあげることで、プロジェクトの進行具合に影響を与えます。
必要なスキル (2) プロジェクトマネジメント能力
Webディレクターに必要なスキルとして、プロジェクトマネジメント能力があげられます。
プロジェクトマネジメント能力は成果やプロジェクトの達成に向けて品質やコスト、納期などをコントロールする力です。
これはWebディレクターだけに必要な能力ではありませんが、プロジェクトマネジメント能力が欠けていると、納期に間に合わなかったり、コストがオーバーしてしまったりなど、決定的なミスに繋がります。
プロジェクトマネジメント能力はプロジェクトを円滑に進めるために必要な能力です。
必要なスキル (3) スケジュール管理能力
Webディレクターにはスケジュール管理能力も求められます。
スケジュール管理能力は日々のタスクにおいてどのように進めれば効率良く進められるのかを考えて、適切なルートへと導く力です。
このタスク管理が上手くできていないと、とりあえず行動してしまう人が多く、生鮮性に欠けてしまいます。
また、チームのメンバーに適切なスケジュールを伝えることで、メンバーは目標を見据えて仕事に取り組む環境が整うため、メンバーのモチベーションも自然とアップしていきます。
仕事ができる人は、このスケジュール管理が自然とできていますので、現在できてない人はまずは意識してスケジュール管理をするところから始めてみてください。
必要なスキル (4) 予算管理能力
Webディレクターには予算管理能力も必要なスキルです。
予算管理能力は達成すべき数値目標を適切に管理することで経営管理要素へと導く重要なスキルです。
予算管理能力は企業や組織でしっかりと利益を生み出すために重要なポイントとなります。
万が一予算が足りないと気が付いた場合は、その都度契計画を立てて最善のルートへ修正する必要があります。
必要なスキル (5) コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も重要なポイントです。
これは社会人全般に言えることですが、Webディレクターはチームのメンバーとクライアントとコミュニケーションを取る機会が多いです。
コミュニケーションが不足していると、クライアントが求めるレベルの成果物を納品できずに、契約が打ち切りになってしまうこともあります。
たかがコミュニケーションだと思う若い人も多いですが、Webディレクターとしてプロジェクトを円滑に進めていくには、コミュニケーション能力も重要なポイントです。
また、日頃からチームのメンバーとコミュニケーションを取っていれば、メンバーの悩みや不安にいち早く気が付き、すぐに改善策を練ることもできます。
必要なスキル (6) 課題抽出・課題解決能力
課題抽出・課題解決能力は簡単に説明すると現状を把握して、分析、問題を見つけていく能力を指します。 起こっている現状の問題に対して、どのようにアプローチしていくかどうか、自分に対応できるレベルの問題かどうかをすぐ把握する課題抽出・課題解決能力はWebディレクターに必要なスキルと言えるでしょう。
必要なスキル (7) Webやインターネットに関する基礎知識
WebディレクターはWebに関する基礎知識も多くの現場で求められるスキルです。
プロジェクト全体の進行を管理する人がWebやインターネットに関しての基本知識を持っていなければ意味がありません。
そもそも、Webやインターネットに関する知識がない人がWebディレクターとして活躍できる可能性はほぼないと言えるでしょう。
Webに関する知識は基本中の基本となり、経験ではなく自分の努力次第で今すぐにでも身に付けられるスキルですので、どんなスキルを身につければいいか分からない人は、まずはWebに関する基本知識を身につけてください。
実務で関わるスキルとしては、ISP (インターネットサービスプロバイダ)、IPや動的・固定IP、メールの仕組み、無線・有線でのインターネット接続、サーバやドメインの基本的なスキル、SSL認証、ブラウザの種類、FTPやSFTP接続、インターネットが閲覧できる端末の種類、などが挙げられます。
必要なスキル (8) プログラミングに関する基礎知識
WebディレクターはWebサイトの企画立案や制作、運用に携わる責任者です。
Webサイトを制作する時はJavaScriptやHTML/CSSなどのプログラミング言語の取得が必要不可欠です。
プログラミングに関する知識がなければ、管理はおろかWebサイトを制作することもできません。
そのため、プログラミングに関する基礎知識は基礎中の基礎と言えるでしょう。
プログラミング言語はさまざまな種類があり、全てマスターするのには時間がかかりますが、JavaScriptやHTML、/CSS、Gitの基本的なスキルSQL、Javaなどは最低限身につけておくことをおすすめします。
必要なスキル (9) デザインに関する基礎知識
Webディレクターにはデザインに関する基礎知識も欠かせません。
細かいデザインはチームのWebデザイナーが担当することが多いですが、基礎知識は求められます。
特に、Webサイトのワイヤーフレームを作成する時は、Adobe XDやSketchなどのツールを使いこなす知識が求められます。
その際の情報の優先度の整理の仕方、画像とキャプションテキストの組み合わせ、見出し (h1〜h5など) タグを意識した構造、ユーザービリティに配慮したレイアウト、アクセシビリティ、昨今のデザイントレンドなどは抑えておくと良いでしょう。
必要なスキル (10) 原稿ライティングに関する基礎知識
原稿ライティングに関する基礎知識もWebディレクターが身につけておくべきスキルの一つです。
Webディレクターはタグライン作成、SEOを意識したワード選定、最近のSEOの必須知識であるE-A-Tの理解なども必要ですので必ずライティングに関する基礎知識は身に付けておきましょう。
またデザインのMV (メインビジュアル) に組み合わせるタグラインやキャッチコピーについて、デザイナーと一緒に考えて提案することもありますので、コピーライターになったつもりで、様々なアイデアを出すことができると良いでしょう。
Webディレクターはマネジメント能力が最も重要
Webディレクターはマネジメント能力が最も重要なスキルです。
前述した通り、Webディレクターはプロジェクトの進行管理をする重要な責任を担う存在です。
マネジメント能力が欠けているとチームのメンバーに負荷がかかり、モチベーションを下げてしまう原因にもなります。メンバーの得意領域や不得意領域を把握し、ケアをしながらプロジェクトを楽しく進められるかも重要です。
一方でクライアントからは、専門家としてどの様にすべきかの意見を求められることも多いでしょう。クライアントの言葉に耳を傾け、潜在的や顕在的なリクエストに、Webのエキスパートとして答えられることが理想です。
また、限られたコストと人員の中でどのようにプロジェクトを進行させていくか、効率的に管理するかはプロジェクトの進行における重要な部分です。
まずはWebディレクターとしてポートフォリオ作成してみよう
これからWebディレクターとして活躍したいと考えている場合、まずはWebディレクターとしてポートフォリオを作成してみましょう。
ポートフォリオは自分のスキルや脳裏よくを客観的に把握することができます。ポートフォリオを作成すれば、自分は何ができて、何が欠けているのかが分かるため、これからの人生設計にも役立ちます。
また、就職、転職活動を進める時にもポートフォリオがあれば自分の能力を相手にわかりやすく伝えることもできます。
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