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Webプロデューサーからコンサルタントを目指すには?

Webプロデューサーとコンサルタントの仕事内容は異なりますが、プロジェクトの全体設計を進行を管理するWebプロデューサーはさまざまな知識や経験を積んでいることも多く、これまでの経験を生かしてコンサルタントを目指す人も多いです。

そこで、今回はWebプロデューサーからコンサルタントを目指す方法やITコンサルタントに必要なスキル・知識、今から始められる事前準備などについて詳しく紹介していきます。

Webプロデューサーからコンサルタントになるには

Webプロデューサーからコンサルタントになるにはどうすれば良いかご存じでしょうか?

必要な資格等はありませんが、必要な知識があることは事実です。

専門分野のだけではなくクライアントの全体像を把握する

現代のコンサルティング業界は、単純な戦略コンサルティングの仕事は多くなく、戦略を考えられる人が、それに加えてITなどの専門分野の知識を生かしたコンサルティングが主流です。

Salesforce、やGoogle Workspace、やHubSpotなどの専門ツール (SaaS) の導入、業務用アプリケーションの要件定義、SEO、オンライン広告、UX (ユーザー・エクスペリエンスUser Experience)、ECサイトの改善 (パッケージのカスタマイズ、Shopifyの導入など企業が抱えている問題はその企業によっても異なります。

さらに昨今では、DX (デジタル・トランスフォーメーション) という枠組みのもとに、企業の様々な活動をデジタル化して効率化を図ろうという潮流があり、コンサルタントの活動の幅が広がっています。

そのため、コンサルティングは一つのスキルを伸ばせば良いというわけではなく、幅広い職種、範囲の知識スキルを身に付ける必要があります。

また、コンサルタントは専門分野+クライアントが求める全体像を把握したうえで適切な改善策を提案していくことが重要です。

ITコンサルタントに必要なスキル・知識

ここからは、ITコンサルタントに必要なスキルと知識について紹介していきます。

ITコンサルタントに必要なスキルと知識は次の7点です。
・現状分析力
・戦略立案力
・課題解決力
・マネジメント力
・コミュニケーション力
・IT知識
・経営・業務知識

それでは、それぞれ解説していきます。

現状分析力

現状分析は現状の問題と定量的を明らかにして、その結果をわかりやすく図やグラフで表現することです。

3C分析、イノベーター理論、SWOT分析といったフレームワーク、MECE、ロジックツリーなどの思考方法があり、事象分析や問題の把握や解決策を考える時に活用してみてください。

戦略立案力

戦略立案力は主に観察力や連鎖思考力、質問力、想像力などの力を指します。
どんなビジネスでも戦略がなかったら上手くいきません。

事業を継続、発展させるためには自社企業の強みや、市場ニーズを分析したうえで、事業を差別化し、の魅力をアピールして市場競争を勝ち抜く必要があります。戦略は大きくわけて、企業戦略 (全社戦略) と事業戦略 (経営戦略) に分類することができますが、それぞれの視点を持ち、戦略で目指すべきことを明確化して、戦略立案を行っていきます。

課題解決力

課題解決力は問題が発生した要因や事象の分析、洗い出しをして整理する能力です。
経営課題を解決するためにはITの実用的な知識や課題解決力が必要になります。

とくにITコンサルタントを目指している場合はSEと同じようなスキルが求められます。

しかし、スキルの内容は異なるため、ITによってどんな課題が解決できるのか、コストはどれくらいかかるのか、使うことによってどんなリスクがあるのかなどを見極めるスキルが求められます。
クライアントの課題に対して、ITのどういった技術を利用するといいのか、どういったシステムの導入をすると最も効率の良い解決ができるのか、を提案していくわけですが、そのためには、様々なシステムのメリットやデメリット、必要な導入要件などを熟知している必要があります。

マネジメント力

ITコンサルタントに求められるマネジメント力は大きく分けて「自分自身の仕事を管理するスキル」と「ITシステム開発時にプロジェクトへ参入する時に必要なスキル」です。

ITコンサルタントは基本的に基本t根木に一人で契約することは個人事業を除いてありません。

基本的には顧客から依頼されて、ITコンサルタントの一員として働くことが多いです。

また、ITコンサルタントはプロジェクトを成功に導くための管理手法なども求められるため、マネジメントスキルは重要なポイントとなります。

コミュニケーション力

ITコンサルタントにはコミュニケーション能力も重要なスキルです。

ITコンサルタントに限ったことではありませんが、ITコンサルタントは顧客が抱える経営課題に対して適切な解決策の実行を支援する仕事です。

そのため、クライアントが求める要望や課題に対してストレートに伝えるのではなく、明確に言語化することで相手先の企業にも求められます。

また、コミュニケーションを上手く撮ることができれば必要な情報を引き出すことができるため、顧客に行動を促すコミュニケーションを取ることもできます。

IT知識

ITコンサルタントがIT知識がなければ本末転倒です。

IT知識といってもはかなり幅広いですが、Web、UI/UX、システム導入、プログラミング開発、IoT、AI、RPA、ビッグデータ分析、VRや、ARといったXR、クリエイティブディレクション、広告、PRITなどの分野に関する情報や知識は多ければ多いほど仕事の幅が広がります。

常にアンテナを張って情報収集したり、参考書などで勉強することが求められます。

経営・業務知識

ITコンサルタントは経営・業務知識に関する知識も重要です。

経営立案においては、顧客が提示する目標に対して、どんな課題があるのか、どんなアプローチが必要なのか、案を複数作り、実行プロセスとともに立案する場面も多いため、経営戦略論、マーケティング戦略、マーケティングリサーチ、財務・管理会計、ファイナンス、人材組織行動、経営組織論、オペレーション・マネジメントなどの知識も付けておきましょう。

Webプロデューサーからコンサルタントを目指すための事前準備

続いて、Webプロデューサーからコンサルタントを目指すために今からできる事前準備を紹介していきます。
・ITに関するトレンドや情報収集
・キャリアプランを立てる
・ポートフォリオを作成する
・それでは、それぞれ解説していきます。

まずは専門分野を1〜2つ持とう!

まずはライバルと差別化する専門分野を1〜2つ持ちましょう。

人によって強みとなる経験とスキルは異なります。

特にITコンサルタントは専門性が求められることも多いため、何かしら自分の強みである専門性を持ちましょう。

ITに関するトレンドや情報収集

ITに関するトレンドや情報収集は欠かせません。

ITコンサルタントはクライアントとの業務改革はシステム開発や運用などの新技術手法について、常に情報収集しておく必要があります。一般公開されている情報収集のソースとしては、事業会社の開発ブログや開発会社の技術ブログなどを読み、具体的な課題にどの様な技術を使って、どの様にアプローチしているかを知ることは大変参考になります。

事業会社のブログではビジネスモデルをどう意識しているのか、開発会社のブログではどの様な技術を使っているのかに注目するといいでしょう。
ここでは、参考となるブログや記事をいくつか紹介したいと思います。

mixi developers – Medium

https://medium.com/mixi-developers

mercari engineering メルカリのエンジニア情報ポータルサイト

https://engineering.mercari.com/

Techfirm Blog

https://www.techfirm.co.jp/blog/

「エウレカはPairs(ペアーズ)のiOSアプリをどのように作っているのか」

https://medium.com/eureka-engineering/pairs-overview-of-engineering-development-f3a39cc413c9

これは日本だけでなく、海外の情勢などの情報を集めておくことも大切です。

キャリアプランを立てる

ITコンサルタントはキャリアプランを立てておくことも重要です。ITコンサルタントは通常は、コンサルティング会社に入ってコンサルティングの仕事を行うことが多いです。コンサルティングを必要としている企業は中〜大規模の企業が多く、その企業と取引を行うためには、コンサルティング会社も一定の規模である必要があるためです。

また一方で最近では、フリーランスや副業でのスポットコンサルティング業務を行うケースも増えてきています。専門知識を活かして、クライアントの課題にどの様にアプローチすると最善なのかを、短時間でアドバイスすることで、専門知識を活かしつつ、クライアントにも貢献できるというわけです。

また、ITコンサルタントといっても業務系のSEやWebプロデューサーから目指すのか、インフラ系のSEやWebプロデューサーから目指すのかによってもキャリアプランは異なると思います。

そのため、事前にある程度のキャリアプランを立てておきましょう。

ポートフォリオを作成する

これからITコンサルタントを目指す人はポートフォリオを作成することも大切です。

ポートフォリオはあなたのスキルや経験をまとめた資料を指し、商談や面接などの場面で使えます。

自分で仕事を取るためには自分の経験やスキルを明確に提示する必要がありますので、作成してください。

案件獲得ならポートフォリオ作成から始めよう

案件獲得を目指すならポートフォリオ作成から始めましょう。

そもそもポートフォリオがなければ自分のスキルや知識を客観的に証明することが難しいです。そのため、ポートフォリオがなければ案件に応募することすらできないことも多いです。

これからの自分の将来のためにはまずは案件を獲得して経験を積むことが大切になります。

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