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Webプロデューサーの副業、仕事の取り方や予算感について徹底解説

Web制作にかかわる職種は慢性的な人材不足により、売り手市場が続いています。Webプロデューサーも同様で、正社員はもちろん、フリーランスや副業の方も数多く活躍中です。エンジニアやWebデザイナーなどの実務経験者は、Webプロデューサーを目指すために「まずは副業から始めてみよう」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はWebプロデューサーの副業について、報酬の単価相場や案件の獲得方法などを紹介します。Webプロデューサーを副業で行うメリットも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

Webプロデューサーは副業でできる?

結論からいうと、Webプロデューサーは副業でも可能です。ただし、安定的に案件を獲得するためには、一定の条件があります。

それは、ある程度の経験が必要だということです。WebプロデューサーはWeb制作における最高責任者であり、プロジェクト全体の進行管理やチームメンバーのマネジメントなどを担います。そのため、まったくの未経験であるとWeb制作に必要なスキルがあるとはみなされず、採用されにくくなってしまうのです。

逆に、Webプロデューサーそのものの経験はなくても、エンジニアやWebデザイナーとしてWeb制作にかかわった実績があれば、Webディレクターを経てWebプロデューサーの副業ができる可能性が広がります。

Webプロデューサーの副業での案件単価

フリーランススタートで週2~3日のWebプロデューサー案件を探すと、2022年3月時点の月額単価相場は「30~45万」です。週5日の案件の月額単価相場が「60~75万円」であることを踏まえると、比較的条件が良いと感じる方も多いのではないでしょうか。

ただし、他のWeb制作系の職種とくらべると、案件数が極端に少ないのがネックです。副業案件を確実に獲得したい方は、次項以降をチェックしてみてください。

Webプロデューサーの副業での獲得方法

副業Webプロデューサーの案件獲得方法は、基本的に本業と変わりありません。大きく分けると、次の2つがあります。

代理店や制作会社からの紹介

最も一般的な方法が、広告代理店やWeb制作会社への直接営業です。下請け案件となり、手元に入る報酬は比較的安めですが、案件を獲得しやすいメリットがあります。
また、本業がWebデザイナーなど、広告代理店やWeb制作会社とかかわる仕事をしている場合は、その人脈から仕事を紹介してもらえる可能性も少なくありません。いずれにしても、自ら案件を探す積極性とクライアントにアピールできる実績が必要となります。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントでは、副業向けの短期案件を取り扱っているところも少なくありません。専属のエージェントが自分に合った案件を紹介してくれるため、本業で忙しい中でも副業案件を見つけられるメリットがあります。
また、クライアントとの契約や交渉など煩わしい手続きを支援・代行してくれる点も、本業のかたわらWebプロデューサーに挑戦する方にとって非常に魅力的なのではないでしょうか。

Webプロデューサーの副業案件を獲得するコツ

Webプロデューサーとして副業案件を獲得するためには、次に挙げる3つのコツを意識していきましょう。

実績やスキルをアピールする

Webプロデューサーの案件獲得では、「実績やスキルがいかにあるか」という点が大きく影響します。Webプロデューサーとしてすでに活躍している方は、自身が携わったWeb制作実績を存分にアピールしましょう。

また、Webプロデューサーの経験がない方でも、Web制作にかかわる実績やスキルがあればアピールのチャンスです。エンジニアやWebデザイナーなどの実動メンバーとして働いた経験があれば、将来Webプロデューサーを任せるためにディレクション経験を積ませてもらえる可能性が高まります。

Web以外の領域の知識も持つ

Webプロデューサーは常に最新のトレンドや技術を吸収し、プロジェクトに反映させていく力が求められます。時にはWeb制作から離れ、アプリ開発などの他分野に挑戦することも必要です。

なぜなら、Web以外の領域の知識を持てば、Webプロデューサーとして受注できる仕事の幅が広がるからです。そこで培った新たな知識やスキルは、副業案件を獲得する際にも有利に働いてくれることでしょう。

実績がない場合には資格獲得もおすすめ

アピールできる実績がないからといって、Webプロデューサーになれないわけではありません。実績が少ない場合は、Webプロデューサーに関連する資格を取得していきましょう。

例えば、「Web検定Webプロデューサー」や「Webクリエイター能力認定試験」などは、Webプロデューサーに必要な知識やスキルはもちろん、他職種の基礎知識も学べます。また、アクセス解析などの分析力と対応力をみる「Web解析士」や、マーケティングの基礎知識を学べる「ネットマーケティング検定」も役立つことでしょう。自身が保有するスキルやそのレベル、Webプロデューサーに対する意欲をアピールできるため、実績がない方は関連資格の取得をおすすめします。

Webプロデューサーを副業で行うメリット

Webプロデューサーは、コツを押さえることで副業でも活躍できます。しかし、「あと一歩踏み出せない」という方は、次に挙げる副業Webプロデューサーのメリットを参考にしてみてください。

セカンドキャリアやキャリアパスを拓きやすい

実際のところ、エンジニアやWebデザイナーがいきなりWebプロデューサーになることは難しいといわれています。先程紹介したように、Webプロデューサーには多様な知識とスキルを必要とするからです。

一方、Webプロデューサーの指示を受けて実務の責任を負うWebディレクターは、Webプロデューサーよりも副業案件が多い傾向にあります。Webプロデューサーと比較すると実務寄りの職種であるため、エンジニアやWebデザイナーなどの経験が採用に有利に働く可能性も少なくありません。

そのため、実務経験者がWebプロデューサーになる際には、「Webディレクターの経験を積んでから」というケースが多いようです。一見すると遠回りに見える道ですが、副業であれば受注案件に制限がないため、むしろ副業を通してセカンドキャリアやキャリアパスを拓きやすいといえるでしょう。

実務ではないので時間ではなく実力で報酬が決まる

Webプロデューサーには、Web制作にかかわる広く深い知識はもちろん、次のようなスキルが求められます。

  • マーケティング
  • プランニング
  • プレゼンテーション
  • マネジメント
  • ヒアリング

Webデザイナーなどの実務では、報酬が時間単価であることが多いでしょう。しかし、Webプロデューサーは上記のようなスキルを駆使して、Web制作の計画を立案・管理する職種です。報酬は時間単価ではなく、保有するスキルの数やレベルによって変わります。実力があれば、副業という短い時間でも十分稼げるため、収入アップを目指す方にとっても大きなメリットとなるでしょう。

プロジェクトの上流工程に関われる

Webプロデューサーのようなプロジェクトの責任者は、「上流工程」を担う職種です。Webサイトを通してビジネスを成功させる重大な役割を担うため、相応のプレッシャーがのしかかります。

その分、下流工程を担うエンジニアやWebデザイナーでは感じ得なかった、やりがいや達成感を味わえます。Webプロデューサーの醍醐味を知れる、モチベーションに繋がるという点も、副業で挑戦するメリットとなるでしょう。

Webプロデューサーは副業でも需要拡大中

Webプロデューサーは他の職種よりも副業案件が少ないものの、実績をアピールできれば十分活躍できます。Webプロデューサーを目指したい方は、まずは副業で少しずつステップアップしてみてはいかがでしょうか。