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Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職をライフステージの変化から考える

経験と年齢を重ねてライフステージが変わる中で同じスタイルで仕事を続けるのか、違ったスタイルで仕事をするべきなのかは人それぞれです。

本記事ではWebデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職のタイミングや考慮すべきこと、女性のライフステージの変化、働き方などについて詳しく紹介します。

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職のタイミング

まずはWebデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職タイミングについて紹介します。

  • スキルが一人前になって転職
  • 周囲から個人宛に依頼が増えて独立
  • 結婚・妊娠・出産を機に転職
  • 仕事をやり尽くして退職後に結果的に独立
  • クライアント先の事業撤退
  • 新型コロナウイルスの影響で仕事が縮小

スキルが一人前になって転職

スキルが一人前になったタイミングで小規模制作会社→中〜大規模制作会社や事業会社へキャリアチェンジすることが多いです。

スキルが充分でないと、転職をしても即戦力として働けるかどうかが分からずに、採用担当者も正しい決断が難しくなります。

転職を考える人は多いですが、転職するために自分のスキルを見直し、一人前になるように学習してから転職活動をすれば、今すぐ転職するよりも好条件で働ける可能性が高くなります。

周囲から個人宛に依頼が増えて独立

デザイナーの職に就いている人は、いつかは独立したいという気持ちを持っている人が多いです。

その独立の夢が現実的になり、フリーランスや法人設立をして独立するパターンも多いです。

個人宛の依頼が増えれば、自分のスキルや経験を見越して頼んできているわけなので、今の会社を退職しても個人で仕事がとれる可能性があります。

また、働きながら個人でクラウドソーシングサイトを使って案件をこなし、仕事料が増えてきたタイミングで転職や独立を考える人もいます。

結婚・妊娠・出産を機に転職

これはデザイナーに限ったことではないですが、結婚や妊娠をきっかけに転職することも多いです。

妊娠や出産の場合、産休や育休を申請すれば会社をやめる必要はないですが、結婚を機に職場が遠くなることが転職のタイミングとなるケースもあります。また職場復帰した後に、時短勤務制度があるかどうか、育児と仕事を両立できそうか、無理な残業や出張などを任せられないかなど、妊娠や出産を機に、仕事環境を見直すことになりそうです。

またこういったライフステージの変化は女性だけでなく、男性にも影響を与えます。よりライフワークバランスを意識した環境で仕事をする意欲が芽生え、制作会社から事業会社でのインハウスのデザイナーとなるケースも出てくることでしょう。

仕事をやりつくして退職後に結果的に独立

近年は待遇改善に力を入れている制作会社も多く、勤務時間、仕事内容、人間関係、給与などに満足感が高まってきています。

ただ、同じ環境でできる仕事についてやりつくした感覚を覚えて、転職先を見つけることなく退職をする人も増えてきています。

そういった仕事ができる方は、周囲の知人から仕事の依頼をもらうことが多く、気がついたらフリーランスとして独立していたというケースがあります。

十分に準備をしたうえでの独立とはまた違ったパターンも増加している様です。

クライアント先の事業撤退

クライアント先の事業撤退が影響し転職を考える人も多いです。

クライアントが撤退すると、新たなクライアント先を見つける必要があり、これまでの業務内容と大きく変わることも多いです。

それなら、転職して今よりも好条件の職場で働きたいと考えて転職や独立を考えるケースもあります。

新型コロナウイルスの影響で仕事が縮小

新型コロナウイルスの影響で仕事が縮小し、それが影響して転職を考える人もいます。

デザイナー職はあまり新型コロナウイルスの影響を受けにくい職種ですが、実際に新型コロナウイルスが影響して仕事が縮小しているケースがあることは事実です。

これは会社側からすると防ぎようのないことですが、働いている社員からするとこのタイミングでキャリアアップを狙う人もいます。

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職の観点

次に、Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職の観点について説明します。

  • 幅広いキャリアを積みたい
  • 様々なプロジェクトに関わりたい
  • いろんな人と関わりたい
  • 事業やビジョンに共感できる

この観点は、次にどんなキャリアを目指していくかを考えるうえで重要です。

幅広いキャリアを積みたい

現在の仕事に縛られずに幅広いキャリアを積みたいなら、今のキャリアを活かしながら違う仕事の経験が積める職種・職場を選ぶと良いでしょう。

様々なプロジェクトに関わりたい

様々なプロジェクトに関わりたいのであれば、転職ではなく独立するのがおすすめです。

企業に在籍しているとどうしても偏った業務内容となり、仕事の中でキャリアを積むのは難しいです。

自分でフリーランスや法人設立など、独立すればさまざまプロジェクトや案件に携わることができます。

いきなりのフリーランスに抵抗がある人は多いと思いますが、今の職場で働きながら少しづつ副業をしていく手もあります。

いろんな人と関わりたい

いろんな人と関わりたいという軸を持つ人もフリーランスや法人設立などがおすすめです。

個人で仕事をする場合、営業からクライアントとのやりとりまで、全て自分で行うことになります。

自分で独立して仕事をこなせるようになれば、さまざま業種の人脈を形成することができ、事業展開にも役立つことでしょう。

事業やビジョンに共感できる

事業やビジョンに共感できることを軸とするなら、長く携われる仕事を選ぶと良いでしょう。

思いに共感して仕事をすると、やりがいを持って仕事ができ、さまざま工夫を自ら施しながら仕事ができるので、結果的に自分のキャリアアップも目指せます。

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの仕事と女性のライフステージの変化

次に、Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの職業は、女性のライフステージを考慮した際にもおすすめできると考えています。以下におすすめの理由について解説します。

  • 女性が多い
  • ライフステージが変わっても続けやすい
  • コミュニケーション能力が活かせる
  • 一般的な他職種より待遇が良いことが多い

女性が活躍しやすい

最近ではWebデザイナーとして活躍する女性は増えており、女性活躍に理解のある企業も増えています。

例えば、リモートワークやフレックス制など、家事や子育てと両立しながら働ける環境を用意している企業は多いです。

実際に家事や育児をしながらWebデザイナーとして活躍している女性は多いと言えます。

ライフステージが変わっても続けやすい

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターは結婚や出産など、ライフステージが変わってもスキルとパソコンさえあればどこでも仕事ができます。

時間と場所に縛られることなく働けるので、仕事を継続したい女性には大きな魅力ではないでしょうか。

コミュニケーション能力が活かせる

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターはデザインのスキルや経験はもちろんですが、コミュニケーション能力も求められる仕事です。

女性は男性よりもコミュニケーションが上手い傾向にあるので、人と接するのが好きな女性にとっては働きやすい環境と言えるでしょう。

一般的な他職種より待遇が良いことが多い

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターは一般的な他の職種よりも待遇が良いことが多いです。

フレックス制やリモートワークはもちろんですが、途中で仕事を早退しても自宅でその続きの仕事ができることから、待遇の良い環境で働けます。

ただし、これは職場によっても環境が大きく異なるので、注意してください。

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの働き方

続いて、Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの働き方について紹介します。

制作会社・事業会社の違い

デザイナーとして就職する時は、まず制作会社と事業会社の選択肢があります。制作会社はクライアントから依頼された案件の課題解決が主な仕事です。様々な業種に関われ、レベルの高い仕事をする環境にあるため、成長意欲が高い方に合うでしょう。
一方で事業会社では自社のサービスや製品に携わり、プロダクトの改善や改修を継続的に行うことが多いです。一般的に制作会社よりライフワークバランスが取れていますが、同じサービスや製品に関わり続けることが多いため、相性が合うかが選択のポイントになるでしょう。

事業会社・インハウスデザイナー

インハウスデザイナーは、一般的な事業会社に勤めながら、社内でデザイン業務を行う担当者です。自社ブランドの制作物を担当することになるので、「社内デザイナー」や「企業内デザイナー」と呼ばれることもあります。

独立・フリーランス

フリーランスは自分で案件や仕事を探して、仕事に応じて自由に契約できる人を指します。フリーランスデザイナーは時間的制約を受けにくいため自由度が高く、自分のペースで働きたい人に向いています。

Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターはライフステージが変わっても働ける

本記事ではWebデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターの転職のタイミングや転職の軸、働き方などについて詳しく紹介してきました。
Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、ディレクターはライフステージが変わっても働けることができる職種のひとつです。自分の理想の働き方を目指すなら、そのためにスキルを一人前になるまで習得する必要があります。

スキルがあればさまざまな選択肢が広がりますので、まずは自分のスキルと今後必要なスキルを明確にして、将来のためにスキルアップを目指しましょう!

経験者デザイナーの仕事の探し方

また経験者デザイナーの場合、自身で仕事を探すより、専門転職エージェントに依頼することで様々なメリットを享受できることがあります。より良い条件の会社やポジションを紹介してもらえる、採用確度を高めるためのアドバイスや添削サービスを受けられる、最新の転職市場の動向を教えてもらえる、などがあるため、まずは気軽に相談をしてみると良いでしょう。クリエイター支援メディアのBRIK JOBではカウンセリングサービスを行っています。

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