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新卒で、Webエンジニアとして就職するためには?準備や就職活動の方法を解説!

Web業界は人材不足が続いており、Webエンジニアはその筆頭ともいえる職種です。とはいえ、企業側は可能であれば即戦力が欲しいため「誰でも採用する」という状況ではありません。特に新卒であれば、即戦力になるのが難しい分、相応の準備やスキルの習得が必要です。

そこで今回は新卒でWebエンジニアへ就職するために必要な準備や、就職を成功させる方法を紹介します。

Webエンジニアは新卒でも就職できる?

結論から言うと、Webエンジニアは在学中に知識やスキルを学び、実践経験を積んでいれば新卒でも就職できる可能性が高まります。

新卒でWebエンジニアに就職するために、まずは仕事内容や必要なスキルなど基本的な情報を押さえていきましょう。

Webエンジニアの仕事内容

一口にWebエンジニアと言っても、実は次のような2つの職種に大きく分けられます。(サーバなどを専門領域とするインフラエンジニアなどは本稿では省略いたします)

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアはユーザーと接する部分、つまりUI/UXの実装が主な仕事内容です。一方、バックエンドエンジニアはユーザーには直接見えない部分、つまりサーバーサイドやデータベースなどの開発を行います。

どちらも次のような流れで、Webエンジニアの仕事を進めます。

  • 要件定義(ゴールや開発方法の明確化)
  • 開発
  • 保守・運用

Webエンジニアと聞くと開発にばかり目が行きがちですが、前後の工程である要件定義や保守・運用も大切な仕事です。新卒でWebエンジニアを目指す方も、仕事の流れをよく理解しておきましょう。

Webエンジニアに必要なスキル

Webエンジニアに必要なスキルは、主に次の3つです。

  • 実務スキル
  • 論理的思考スキル
  • チームとしてプロジェクトを進める協調スキル

さらに、実務スキルは次のようなものに細分化できます。

  • 各種プログラミング言語
  • サーバーの構築
  • データベース設計
  • セキュリティ対策
  • テスト・デバック

とくに、プログラミング言語は多種多様です。フロントエンドとバックエンドでは、扱う言語やトレンドも異なります。実務スキルは自身が目指したいWebエンジニア像に合わせて、優先順位を決めながら習得を目指しましょう。

Webエンジニアに新卒で就職するために準備すること

Webエンジニアに新卒で就職するためには、次に挙げる3つの準備が必要です。

  • より多くの知識やプログラミングスキルの習得を目指す
  • 実践経験を積む
  • ポートフォリオを作成する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

より多くの知識やプログラミングスキルの習得を目指す

即戦力を求める企業側からしてみると、以前は教育コストがかかる新卒はあまり採用したがらない傾向にありました。一方で、近年では人材不足を解消するために、教育や研修を伴う新卒採用を積極的に行う企業も増えてきました。
ただどういった人でも新卒採用される可能性があるかというと難しく、新卒でもある程度の知識やスキルを習得している点をアピールする必要があります。

そのため、書籍や動画、開発者ブログなどを通じて、Webエンジニアに必要な知識やスキルの習得に励みましょう。また、資格の取得はWebエンジニアの知識を学ぶことはもちろん、就職活動時のアピールポイントになります。

  • 実務で使われているプログラミング言語を学ぶ (HTML/CSS、PHP、Ruby、Java、JavaScript、Python など)
  • コンパイル・作業環境の構築など付随スキルを学ぶ (git、gulp、webpack、AWS など)
  • 命名ルールなど効率の良い作業進行方法を学ぶ (FLOCSS、BEM など)

可能であれば積極的に全般的な知識を獲得し、Webエンジニアとしての付加価値を高めていきましょう。

実践経験を積む

先ほど紹介したような知識やスキルは、単に「覚える」だけでなく「考える」「使える」ようになることも大切です。実践経験を積む場合は、インターンとして会社に入って実務案件に携わる、クラウドソーシングサービスを利用する、自身で課題プロジェクトに取り組むなどすることがいいでしょう。

最も早く上達する方法としてはインターンとして会社に入ることです。こちらは別の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

自分が習得した知識やスキルを実践で活かせるか、また現状で自分に足りないものは何かを知る上でも、積極的に実践経験を積んでいきましょう。

ポートフォリオを作成する

新卒・既卒かかわらず、Webエンジニアの就職活動ではポートフォリオが必須です。ポートフォリオでは次のような内容を盛り込みながら、自分の経験や強みをアピールします。

  • サービスの概要
  • 必要とされる機能要件
  • 実際に取り入れた技術
  • 工夫した点
  • 制作に必要だった時間 など

ポートフォリオに載せるサービスは、実務案件があれば理想ですが、自主制作のものでも構いません。しかし、先ほど紹介した様なインターンでの実務案件があると、より効果的なアピールにつながります。

なお、BRIK PORTFOLIOのようなオンラインのポートフォリオが主流です。就職活動の時期に焦らずに済むよう、ポートフォリオはWebエンジニアの実践経験を積みながら少しずつ作っていきましょう。
必要に応じてGitHubのレポジトリなどのリンクを掲載して、書いたソースを見せられる様にしておくと良いでしょう。

Webエンジニアの新卒就職を成功させる方法

最後に、Webエンジニアの新卒就職を成功させる方法を4つ紹介します。

  • 授業でプログラミング関連の科目を受ける&独学
  • 自分に合った企業を選択する
  • インターンに参加して現場とつながりを持つ
  • エンジニアに特化した就活イベントに参加する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

授業でプログラミング関連の科目を受ける&独学

在学する学部や専攻によっては、プログラミング関連の科目があります。新卒でWebエンジニアに就職したい方は、まずそれらを履修して基礎を固めましょう。

さらに、独学でスキルを伸ばし、就職面接でアピールできるような実績を作っておく必要があります。在学中に授業の勉強と独学とを両立するのは容易ではありませんが、休日や長期休暇なども上手に活用して着実にWebエンジニアのノウハウを身につけていきましょう。

自分に合った企業を選択する

新卒Webエンジニアの就職を成功させるためには、気持ちよく働き続けられるような企業を見つける必要があります。ミスマッチがあるとモチベーションが低下し、心身の負担が大きくなるためです。

自分に合わないと就職後に発覚した場合、早期退職の原因にもなります。しかし、早期退職は転職時に悪影響があるため、できれば避けたいところです。就職後に後悔しないよう、次のような事項について可能な限り情報収集しておくとよいでしょう。

  • 担当案件の範囲や内容
  • 入社後の研修・教育体制
  • 勤務体制や福利厚生
  • 部署内や部署間の人間関係
  • 企業の経営指針やビジョン など

インターンに参加して現場とつながりを持つ

Webエンジニアの新卒就職は、インターンを通じてチャンスを得るケースもあります。インターン先で真面目に取り組み、能力が評価されると「卒業したら、うちに就職しないか?」と誘われる可能性が高まります。

インターン先を探す際は、在学中の学校から紹介してもらうのがもっとも手っ取り早いでしょう。また、求人サイトへ登録する、企業へ直接応募する方法もあります。効率的にインターン先を見つけたい場合は、複数の方法を組み合わせて探すのも1つの方法です。

エンジニアに特化した就活イベントに参加する

新卒でWebエンジニアに就職したい方は、エンジニアに特化した就活イベントへ積極的に参加しましょう。エンジニアに特化した就活イベントとしては、エンジニア就活エンジニアEXPOなどが挙げられます。

就活イベントでは企業への理解を深められる上、同じように新卒でWebエンジニアを目指す人と交流できます。新卒就職に向けたモチベーションもアップし、Webエンジニアの勉強に一層身が入ることでしょう。

Webエンジニアの新卒就職は入念に準備しよう!

Webエンジニアの新卒就職は、即戦力を求める企業の需要に答えられるよう、在学中から知識やスキルの習得に励む必要があります。実践経験を積む、ポートフォリオを作成するなどの準備も必要です。

Webエンジニアの新卒就職を成功させたい方は、今回紹介した内容を早速今日から取り組んでいきましょう。

新卒でWebエンジニアに就職するならポートフォリオを

BRIK PORTFOLIOでは、新卒就職を目指すWebエンジニアのポートフォリオ作りを支援しています。作成したポートフォリオには学習歴も記載でき、履歴書の代わりとしても使えます。

Webエンジニアのスキルアップで忙しい方でも、BRIK PORTFOLIOでは簡単にポートフォリオ作成が可能です。就職活動に向けてポートフォリオを準備したい方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。