目次
女性にとって結婚や出産は喜ばしい反面、「仕事はどうしよう」と今後のキャリアについて悩むタイミングでもあります。
そのような方には、柔軟な働き方ができるWebデザイナー / UIデザイナーなどのWeb関連の職種がおすすめです。実際、Webデザイナー / UIデザイナーは女性からの人気が高い職種です。
そこで今回はWebデザイナー / UIデザイナーが女性に人気な理由や、ライフステージの変化に対応した働き方を紹介します。
女性に人気なWebデザイナー / UIデザイナーとは?
そもそもWebデザイナー / UIデザイナーとはどのような職種か、次の3点からひも解いていきましょう。
- ✅ 仕事内容
- ✅ 必要なスキル
- ✅ 平均年収
仕事内容
Webデザイナー / UIデザイナーは、Webサイト、スマートフォンアプリ、オンラインサービスのデザイン全般を担当する職種です。具体的な仕事内容としては、次のようなものが挙げられます。
- ✅ 情報設計 / ワイヤーフレーム作成
- ✅ ビジュアルデザイン
- ✅ 上記を通したWebサイト、スマートフォンアプリ、オンラインサービスの新規制作
- ✅ サービスの機能改善・メンテナンス など
近年では書籍やオンラインスクール、オンラインの解説が充実しており、学習のハードルが低くなっています。そのため、未経験を含めた新しくチャレンジする方が増加しており、Web業界やアプリ業界の中でもとくに人気な職種と言えるでしょう。
必要なスキル
先ほど紹介したような仕事内容を遂行するためには、次のようなスキルが必要です。
- ✅ デザインスキル
- ✅ デザイン理論の理解
- ✅ FigmaやXDなどのツール操作
- ✅ UI知識
- ✅ ビジュアルデザインの知識
- ✅ デザインシステムの理解
- ✅ 周辺分野で必要となるスキル
- ✅ ペルソナ設計
- ✅ カスタマージャーニー設計
- ✅ HTML / CSSコーディング
- ✅ JavaScript オーサリング
- ✅ システム開発の基本的な知識
- ✅ その他のスキル
- ✅ 案件の進捗管理(マネジメント)
- ✅ 他職種との協働(コミュニケーション)
Webデザイナー / UIデザイナーと聞くと、デザインスキルのイメージが先行する方も多いでしょう。しかし、実際には、ペルソナ設計やカスタマージャーなどのUXの知識や、チームで制作を進めるためのコミュニケーションスキル、などがより重要視されるケースも少なくありません。
他職種との協働をスムーズに進め、効率的かつ生産性の高いチームの一員として動けるよう、幅広い視野を持ち、コミュニケーションスキルは日々磨いておきましょう。
平均年収
Webデザイナー / UIデザイナーの平均年収は約430万円、正社員に限ると約460万円となっています。ただし、全体で見ると年収は約330万円から約830万円と幅が広く、保有スキルや実務経験などによって差が出ている現状です。
フリーランスになると、この差はさらに広がります。Webデザイナー / UIデザイナーによっては、年収1,000万円を超えるケースもあるようです。
なお、Webデザイナー / UIデザイナーの報酬相場は、受注する案件によっても変わってきます。所属する企業にもよりますが、Webサイト一式を請け負う場合は、1件あたり数十万から数百万円や1千万円になる様なケースも少なくありません。
また、ページ単位で請け負う場合はページの種別によりますが、おおむね数十万円〜百万円程度のケースが多いようです。コーディングも含む場合は追加で十万円〜数十万円の報酬が発生するため、1件あたりの受注範囲が広がるごとに報酬も上がる構造になっています。
参考:求人ボックス|Webデザイナー / UIデザイナーの仕事の年収・時給・給料
Webデザイナー / UIデザイナーが女性に人気な理由
Webデザイナー / UIデザイナーが女性に人気な理由は、主に次の3つです。
- ✅ 働く場所や時間に融通がきくから
- ✅ ライフステージの変化に対応しやすいから
- ✅ 自分の感性を仕事に活かせるから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
働く場所や時間に融通がきくから
Webデザイナー / UIデザイナーやUIデザイナーといったWeb職種最大のメリットは、仕事がWeb上で完結する点です。働く場所や時間にしばられず、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるため、結婚や出産を経験した女性でも取り組みやすくなっています。
近年ではリモートワークの普及により、打ち合わせもZoomなどのWeb会議で完結するケースが多くなりました。このような世情も、Webデザイナー / UIデザイナーのような自由な働き方の追い風となっています。
ライフステージの変化に対応しやすいから
女性のキャリアは出産や育児など、どうしてもライフステージに影響されやすい傾向にあります。しかし、Webデザイナー / UIデザイナーは先ほど紹介したように働く場所や時間の選択肢が多いため、ライフステージの変化に合わせた働き方も可能です。
特にフリーランスのWebデザイナー / UIデザイナーであれば、その自由度はさらに上がります。育児に手がかかる期間は受注数をある程度抑え、子どもが大きくなってから精力的に働くという選択肢も取れるでしょう。子どもが寝ついた夜の時間に仕事を再開するなど柔軟な時間の活用も可能になります。
自分の感性を仕事に活かせるから
Webデザイナー / UIデザイナーは女性ならではの感性を活かせる点でも、人気な職種です。かつてはデザイナーは男性が多い職種であった様に感じますが、近年は女性の割合が大きく増加して、逆転しているかと思います。
普段から周囲のモノや人にに対して、「かわいい」「オシャレ」「カッコいい」というセンサーを張りながら生活し、アイデアの引き出しを自分の中に増やすことができる方は、デザインに対する感覚の素養があると言えるでしょう。また、様々なものの美しい要因を分解して、自分の手法として身につけることができれば、普段の行動が仕事と結びつくはずです。
このような特性は、Webデザイナー / UIデザイナーのキャリアアップ先として有力なWebディレクター・Webプロデューサーでも同様に役立ちます。長期的な視点で見ても、Webデザイナー / UIデザイナーは女性にとって非常に魅力的な職業だといえるでしょう。
女性がライフステージの変化を意識しながらWebデザイナー / UIデザイナーで活躍するために
最後に、結婚や出産などでライフステージが変化しても、女性のWebデザイナー / UIデザイナーが活躍し続ける方法を3つ紹介します。
- ✅ デザインの知識やスキルを習得する
- ✅ 働き方を決める
- ✅ 実践経験を積む
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デザインの知識やスキルを習得する
未経験からWebデザイナー / UIデザイナーになる場合はもちろん、経験者も日々の自己研さんは必須です。とくに、出産や育児でブランクがある場合は、最新のデザイントレンドや新しいツールへの理解を深めておく必要があります。
知識やスキルを習得する際、もっとも手軽なのがギャラリーサイトや、デザインを解説したブログや書籍です。トレンドにも触れられるよう、記事が作成されたのが最近である作品を中心に見ていくとよいでしょう。
→ 国内最大規模のWebサイトリンク集・デザインギャラリーサイト|BRIK GALLERY
また、近年ではYouTubeやSNSでもWebデザイナー / UIデザイナーの情報を発信しているケースが多々あります。よりリアルタイムかつ実践的な知識を得られるため、定期的にチェックしておくこともおすすめです。
働き方を決める
結婚や出産の予定が明確になってきたら、新しい働き方を検討しましょう。
- ✅ 稼働時間
- ✅ 稼働日数
- ✅ 働く場所
- ✅ 勤務形態(正社員、フリーランスなど)
- ✅ (育休などを取得する場合)復帰予定時期 など
たとえば出産・育児の場合、稼働日数や時間を減らし、在宅勤務のみにするという方法があります。また、保育園に子どもを預けられるようになったら稼働時間を増やす、という方法も考えられるでしょう。
どのような働き方が自分に合っているか、ワークライフバランスを考えながら決めてみてください。
実践経験を積む
Webデザイナー / UIデザイナー未経験の女性は、スキルアップと実績作りを兼ねて実践経験を積みましょう。出産・育児などでブランクが空いた女性Webデザイナー / UIデザイナーも勘を取り戻すため、またトレンドを知るために小規模案件から挑戦してみることをおすすめします。
実践経験を積む際は、クラウドソーシングサービスやエージェントサービスなどが有効活用できます。また、最近ではSNSでWebデザイナー / UIデザイナーを募集しているケースも少なくありません。
トレンド情報の把握を兼ねてSNSにビジネス用アカウントを開設し、案件に応募してみるのも1つの方法です。
Webデザイナー / UIデザイナーは女性でも働きやすい職種!
Webデザイナー / UIデザイナーをはじめとしたWeb職種は、柔軟な働き方ができる点が大きなメリットです。ライフステージがキャリアに影響しやすい女性でも、働きやすい職種といえます。
ワークライフバランスを大切にしながらキャリアを積みたい女性は、Webデザイナー / UIデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。
経験者デザイナーが仕事に迷ったら転職カウンセリングを
経験者デザイナーの場合、自身で仕事を探すより、専門転職エージェントに依頼することで様々なメリットを享受できることがあります。より良い条件の会社やポジションを紹介してもらえる、採用確度を高めるためのアドバイスや添削サービスを受けられる、最新の転職市場の動向を教えてもらえる、などがあるため、まずは気軽に相談をしてみると良いでしょう。
クリエイター支援メディアのBRIK JOBではカウンセリングサービスを行っています。