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Webデザイナーのポートフォリオの作り方完全ガイド

Webデザイナーにとってポートフォリオが重要な理由

なぜWebデザイナーにはポートフォリオが不可欠なのでしょうか。理由はシンプルで、デザイン職は「何を作ったか」だけでなく、「なぜそう作ったか」「どういう条件の中で形にしたか」まで見られる仕事だからです。

採用担当者はポートフォリオから、制作期間、チーム規模、自分の担当範囲、使用ツール、課題理解、解決方法、成果までを読み取ろうとしています。見た目がきれいなだけの作品よりも、背景や意図が整理された作品のほうが、実務での再現性が高く見えます。実際、転職向けポートフォリオでは、表紙・自己紹介・実績紹介という構成の中で、案件ごとの5W1Hや成果を伝えることが推奨されています。

また、Webデザイナーのポートフォリオは、UI/UXの素養そのものを見せる場でもあります。情報が整理されているか、見たい情報に迷わずたどり着けるか、作品のどこを見てほしいのかが明確か。ポートフォリオ自体の構成や読みやすさから、デザイン思考や情報設計の力まで見られていると考えたほうがいいでしょう。

採用担当がWebデザイナーのポートフォリオで見ていること

ポートフォリオを作るときは、「何を載せたいか」だけでなく、「相手は何を知りたいか」で考えることが大切です。採用側は主に次のようなポイントを見ています。

1. どんな領域のWebデザイナーなのか

コーポレートサイト、採用サイト、LP、サービスサイト、EC、アプリUIなど、得意領域がひと目でわかるかは重要です。幅広く見せたい気持ちはあっても、強みがぼやけると印象に残りにくくなります。まずは「自分はどの領域で価値を出せる人か」を明確にしたほうが強いです。

2. 制作物のクオリティだけでなく思考の筋が通っているか

WebデザイナーやUIデザイナーのポートフォリオでは、デザインの狙いや意図を言語化することが特に大切だとされています。なぜその構成なのか、なぜその色やトーンなのか、どういうユーザー体験を意図したのかが説明できると、単なるビジュアルの巧拙以上の評価につながります。

3. 担当範囲と実務の深さ

「デザインしました」だけでは足りません。要件整理、情報設計、ワイヤーフレーム、UI設計、ビジュアルデザイン、プロトタイプ、実装連携、公開後の改善など、どこを担当したのかを明確にしましょう。チームの中での立ち位置が見えると、採用側は任せられる範囲を判断しやすくなります。

4. 自社との相性と志向性

採用担当者は、ポートフォリオを通じてスキルだけでなく、志向やカルチャーフィットも見ています。制作テイストが自社と合うか、ユーザーや事業に向き合う姿勢があるか、コミュニケーションが取りやすそうか。このあたりはプロフィール文や作品解説のトーンにも出てきます。

Webデザイナーのポートフォリオに載せるべき内容

ここからは、実際にポートフォリオへ何を入れるべきかを整理します。
転職活動向けのポートフォリオでは、「プロフィール」「スキル」「将来のビジョン」「作品紹介」「仕事のスタイル・対応領域」といった要素を意識すると、採用担当者に伝わりやすい構成になります。

プロフィール

プロフィールは単なる自己紹介ではなく、「どんな会社で何をデザインしてきてで、何を得意としているデザイナーなのか」を伝えるパートです。職歴や経歴、得意領域、使用ツール、対応可能範囲、仕事で大事にしていることを簡潔にまとめましょう。

たとえば、Webデザイナーとして運用改善が得意なのか、UI/UX寄りの情報設計が強いのか、ビジュアルトーン設計に強みがあるのかで見え方は変わります。転職用なら、応募先との接点が自然に伝わるプロフィールにしておくと効果的です。

スキルセット・使用ツール

Figma、Photoshop、Illustrator、Adobe XD、HTML/CSS、GA4、Slack、Notionなど、使用ツールは一覧化しておくと親切です。ただし、名前の羅列だけでは弱いので、「何に使っていたか」「どの程度扱えるか」まで補足できると実務感が出ます。

たとえば、「Figma:WebサイトUI設計、Auto Layout、コンポーネント設計、プロトタイプ作成」「HTML/CSS:軽微な修正、実装者との連携、デザイン意図の伝達」といった書き方です。スキルレベルがひと目でわかる形に整理するのも有効です。

作品・実績

ポートフォリオの核になる部分です。作品は多ければいいわけではありません。転職活動向けでは、10〜20点程度を厳選し、1作品ごとの説明密度を上げる構成が推奨されています。
案件1つにつき1/2〜2ページ程度を使って、画像と解説をセットで見せると理解されやすくなります。
1作品ごとに入れたいのは、少なくとも次の情報です。

  • プロジェクト概要:何のためのサイト・施策だったのか
  • 担当範囲:自分がどこまで担ったのか
  • ターゲット・課題:誰の、どんな課題を解決する案件だったのか
  • デザインコンセプト:なぜその表現・設計にしたのか
  • 工夫した点:UI、導線、ビジュアル、実装連携、運用面など
  • 成果や反応:CVR、回遊率、更新性向上、社内評価など

見せる順番も大切です。いちばん自信のある作品や、応募先に近い領域の作品は前半に置きましょう。採用担当者はすべてのページを均等な熱量で見てくれるとは限りません。最初の数作品で「この人なら採用したいかもしれない」と思ってもらえるかがかなり大きいです。

将来のビジョン

意外と効くのがこの項目です。今後どんなWebデザイナーになりたいのか、UI/UXまで含めて広げたいのか、ディレクションや改善提案まで担いたいのか。将来像があると、採用側は伸びしろを想像しやすくなります。特に経験が浅い人ほど、現時点の実績だけでなく、どの方向に成長しようとしているかが大切です。

ポートフォリオ作成の進め方

Webデザイナーのポートフォリオは、思いつきで作るとかなりぶれます。先に構成を決めておくと、迷いが減ります。

1. 目的設定

まず、「どんな会社に入りたいのか」をはっきりさせましょう。事業会社に転職したいのか、制作会社なのか、SaaS系なのか、ブランド寄りなのかで、見せるべき実績は変わります。ポートフォリオは誰に見せるかで設計が変わる資料です。

2. 作品選定

自信作を全部載せるのではなく、方向性が伝わる作品を厳選します。強みを示したいなら、似た役割の案件を複数見せて専門性を出すのもありですし、守備範囲を見せたいなら、役割の違う案件を並べる方法もあります。ただし、どちらにしても「私は何ができる人か」がぼやけないことが前提です。

3. 情報整理

画像を配置する前に、各案件の説明文を先に作るのがおすすめです。背景、目的、ターゲット、担当範囲、工夫、成果をテキストで整理すると、ポートフォリオ全体の筋が通りやすくなります。

4. デザイン設計

ここで大事なのは、作品より自分が前に出すぎないことです。ポートフォリオ自体のデザインに凝りすぎて、作品が見づらくなるのは本末転倒です。見やすい余白、情報の強弱、スマホ・PCでの閲覧体験、目次や導線まで含めて、シンプルでわかりやすい設計を優先してください。

5. 公開・ブラッシュアップ

Webサイト形式でもPDF形式でも問題ありませんが、閲覧環境を想定して整えておきましょう。オンライン提出が前提でも、面接用にPDFや紙版を容易しておくと安心です。
ポートフォリオは作成・運用の効率を考えるなら「BRIK PORTFOLIO」の活用がおすすめです。Webデザイナー向けに最適化されたテンプレートが用意されており、作品が最も美しく見えるレイアウトを簡単に実現できます。著作権や守秘義務に配慮しつつ、BRIK PORTFOLIOで常に最新の作品をブラッシュアップし、デザイナーとしてのキャリアを強力にバックアップしましょう。

採用につながるポートフォリオの特徴

評価されるポートフォリオには、共通して「納得感」があります。デザインがきれい、だけで終わらず、なぜその判断をしたのかが自然に伝わる状態です。

背景と意図が短くても伝わる

長文で語る必要はありませんが、作品ごとに背景や意図が書かれていることは重要です。採用側は、課題や解決方法の理解度を見ています。Webデザイナーであっても、見た目だけでなく、どんな意図で設計したのかを端的に伝えられるほうが強いです。

プロセスが見える

完成画面だけではなく、ワイヤーフレーム、ラフ案、情報設計、比較検討、改善前後などがあると、思考プロセスが見えます。UI/UXの観点が必要なポジションほど、この部分は重要です。論理的思考力や、課題に対する向き合い方が伝わります

運用や改善まで視野に入っている

現場では、作って終わりの案件はそこまで多くありません。更新しやすさ、Figmaのコンポーネント管理、実装連携、改善提案、分析を踏まえたUI調整など、運用の視点があるとかなり実務的に見えます。特に事業会社や継続運用が前提のチームでは、この観点が効きます。

よくある失敗と改善のポイント

初心者や経験の浅いWebデザイナーがやりがちな失敗は、だいたい共通しています。

完成画像しか載っていない

ビジュアルだけだと、何が評価ポイントなのかが伝わりません。改善するなら、案件背景、ターゲット、目的、工夫、成果を最低限添えましょう。ワイヤーフレームや検討メモがあるとさらに強くなります。

作品数を増やしすぎて強みがぼやける

載せられるものを全部入れたくなりますが、量が多すぎると一つひとつが薄く見えます。自分の得意分野や応募先との相性を意識し、密度の高い作品を厳選しましょう。

ポートフォリオ自体が使いにくい

スマホで崩れる、目次がない、どこに何があるかわかりにくい。これはWebデザイナーとしてかなり痛いです。ポートフォリオのUI/UXそのものが評価対象になっていると思って作るのが正解です。

プロフィールが弱い

作品がよくても、プロフィール欄が薄いと人物像が見えません。何が得意で、どういう仕事の進め方をしていて、今後どこを伸ばしたいのか。この3点は最低限言語化しておくと印象が安定します。

Webデザイナーがポートフォリオを作るならBRIK PORTFOLIO

Webデザイナーが魅力的なポートフォリオを簡単に作りたいなら、「BRIK PORTFOLIO」がおすすめです。無料のオンラインポートフォリオ作成ツールであるBRIK PORTFOLIOは、以下の様な特長があります。

  • 全て無料で利用可能
  • デザイン性の高いテンプレートを提供
  • HTMLなどのプログラミングを使用することなく、管理画面からアップロードも容易
  • 特定の人のみに見せるパスワードロック機能
  • 副業やフリーランスのお仕事を受け付ける、お問い合わせフォームが追随
  • 作品や経歴を見た企業からのスカウト機能(オフにすることも可能)

また、無料のオンラインポートフォリオ作成ツールであるBRIK PORTFOLIOは、次のようなクリエイター向けにおすすめです。

  • Webデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • UIデザイナー
  • UXデザイナー
  • モーションデザイナー・映像作家
  • イラストレーター
  • Webエンジニア(フロントエンドエンジニア・サーバサイドエンジニア)
  • ライター
  • Webディレクター
  • Webプロデューサー
  • Webやデジタルに関連するセールス

また、BRIK PORTFOLIOは、クリエイターの求人メディア「BRIK JOB」と連動しているため、ポートフォリオを作成するだけで、様々な企業からスカウトが届きます。自分から仕事を探すだけでなく、企業からのメッセージを直接受け取れることは、その企業の仕事内容や姿勢を知るうえでとても参考になることでしょう。
デザイン性の高いポートフォリオをサクッと作りたい方や転職活動にあてる時間がなかなか取れない方は、ぜひ一度BRIK PORTFOLIOを利用してみてください。

まとめ

Webデザイナーのポートフォリオ作成は、単に制作物を並べる作業ではありません。自分の強み、思考プロセス、対応できる範囲、今後の方向性まで含めて整理し、相手に伝わる形へ編集する作業です。

  • ポートフォリオは、Webデザイナーとしてのスキルと再現性を示す資料である
  • 作品には、背景・目的・担当範囲・工夫・成果をセットで添える
  • 見た目の美しさだけでなく、構成や導線のわかりやすさも評価される
  • 応募先に合わせて作品を厳選し、強みが伝わる順番で配置する
  • プロフィール、スキル、将来のビジョンまで含めると人物像が伝わりやすい

一度作って終わりにせず、新しい案件や改善実績が増えるたびに更新していくことも大切です。ポートフォリオは、過去の実績をまとめるものでもあり、これからどんなWebデザイナーとして進んでいくかを示すものでもあります。丁寧に育てていけば、転職活動でも、案件獲得でも、かなり強い武器になってくれるはずです。

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