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【最新版】おすすめソースコード管理ツール4選を機能面から徹底比較!

ソースコード管理とは、ソフトウェア開発やシステム開発などでソースコードの変更履歴を管理することを指します。

長期間のプロジェクトや複数人が関わる開発では、ソースコードの状態を複数人で長期的に管理し、必要に応じて履歴を確認したりコードへのフィードバックが必要です。

ソースコード管理ツールでは、ファイルの変更履歴や変更日時、コードの変更点などを保存し、プロジェクトメンバーで共有しながらコミュニケーションを取ることができます。この記事では、GitHubを代表に様々な種類があるソースコード管理ツールを紹介します。

おすすめソースコード管理ツール4選

おすすめのソースコード管理ツールは以下の4つです。

・GitHub
・GitLab
・Bitbucket
・Sourcetree

ここからは、それぞれのソースコード管理ツールのポイントや特徴などについて解説します。

GitHub

GitHubは、多くの開発現場で使われているソースコード管理ツールです。ソースコードの変更管理に分散型バージョン管理システム「Git」を使用しており、Webでリポジトリ管理を行います。

GitHubの特徴は、様々な現場で使われており、様々なAPIと連携して作業を効率化・自動化しやすい点です。

GitHubは、初心者から上級者まで幅広く使われており、ソースコード管理ツールの導入にお悩みならおすすめです。

GitLab

GitLabは、GitHubとは名前が似ていますがGitLab,Inc.が提供するソースコード管理ツールです。GitHubの特徴は、自社で利用しているサーバーに開発環境を構築できる点です。

そのため、GitHubに比べてもセキュリティレベルが高い開発環境を実現でき、より情報管理が徹底され開発現場では利用されることが多いツールです。

セキュリティ性だけではなく、様々な分析機能もついており開発オペレーションを可視化したり管理効率化もできます。

また、GitHubが課金が必須なのに比べてGitLabは無料で使い始めることができます。小規模でソースコード管理ツールを初めて導入する際には、GitLabの導入がおすすめです。

Bitbucket

Bitbucketは、アトラシアン株式会社が提供するソースがソースコード管理ツールです。Bitbucketの特徴は、CI/CDが統合されていることによって、プロジェクト管理、コード開発、テスト、デプロイを全て1つの環境で行うことができる点です。

特に、同社のプロジェクト管理ツール「JIRA」やタスク管理ツール「Trello」なども同時に使うことができるため、スムーズな進捗管理やIssue作成が可能です。そのため、Bitbucketは、複数のプロジェクトが同時進行しているなどプロジェクト管理効率を重視している開発環境におすすめです。

Sourcetree

Sourcetreeは、Gitの開発ツールを無料で使用できるソースコード管理ツールです。コマンド入力ではなく、視覚的に操作できるため初心者の方でも感覚的にGitの使い方を習得できます。

Sourcetreeは、Gitでできる基本的なことはほとんど網羅でき、無料で始められるため初心者の方が最初に触れるソースコード管理ツールとしては、非常におすすめです。

ソースコード管理ツールの導入メリットは?

ソースコード管理ツールの導入メリットは、バージョン管理の効率化とバグや開発がクラッシュした際のリスク対策ができる点です。

特に人材の流動性が高い開発現場や開発期間が長い案件では、バージョンの保存が非常に重要です。途中から参加した人が開発状況をキャッチアップしたり進捗管理も行うことができます。

ただ、プロジェクトメンバーの管理状態によってはソースコードが流出するなどのトラブル事例もあります。ソースコード管理ツールを導入する際には、セキュリティ面を安全に保つためのルール・ガイドライン策定も同時に行いましょう。

ソースコード管理ツールの選び方

ソースコード管理ツールには、様々な種類があります。導入を決める前に様々なポイントを比較しておきましょう。

分散型・集中型・単独型

ソースコード管理の基本機能であるリポジトリ管理ですが、分散型・集中型・単独型の3つに分かれています。

管理方式種類特徴
分散型CVS・SVNローカルでのバージョン管理
ソースコードを完全に個別に管理
集中型Mercurialサーバー上のリポジトリを管理
サーバー接続が必須
単独型Gitサーバー上のリポジトリを複数のローカル環境で複製
オフライン上でも接続可能

基本的におすすめのソースコード管理ツールで紹介したのは、Gitを使っているため単独型のソースコード管理ツールです。しかし、開発環境やクライアント環境によっては開発環境に応じたソースコード管理が求められるケースもあります。

どの様な環境が求められるか確認しておきましょう。

開発コミュニケーションが効率化するか

ソースコード管理ツールはバージョン管理だけではなく、コードのレビューやチャット、進捗管理ツールとも連携できます。開発現場では、様々なコミュニケーションがいたるところで行われます。

ソースコード管理ツールを導入することで、コミュニケーションコストが増えることは避けたいため、ソースコード管理ツールを選ぶ際には、互換性なども意識してコミュニケーションコストが減る選択を意識しましょう。

ソフトウェア開発やシステム開発の実務では様々な関係者が存在します。

・社内エンジニア
・他社エンジニア
・クライアント企業担当者
・外部のエンジニア

それぞれの別のソースコード管理ツールを使っていることもあるため、ソースコード管理は最もコミュニケーションコストが下がる方法が選ばれることもあります。

ソースコード管理ツールは開発のハブになるツールでもあるので、全く知らないツールの学習コストは避けたいところです。そのため、ソースコード管理ツールを導入する際には、関係するステークホルダーの開発環境も確認しておきましょう。

バージョン管理などが楽になるか

バージョン管理や基本的な機能が使いやすいかというのも重要な視点です。特に下記は開発の効率化には欠かせない視点です。

・どこを修正したのかが視覚的にわかる
・コードだけではなく文書のやり取りをできる
・流用コードなど開発後の振り返りがしやすい
・テストやデプロイなどの作業も行いやすいか
・セキュリティ管理は楽か

ドキュメントが多くなりやすい開発現場では、ソースコード管理ツール上で一括管理することでより効率的な開発環境を実現できます。

ツールを選択する際には、丸ごと全てが解決するようなイメージも湧きますが、冷静に何を解決したいのかを確認しておきましょう。

ソースコード管理ツールは迷ったらGitHubでOK!

ソースコード管理ツールに迷ったら、基本的にはGitHubがおすすめです。最も使っている人が多く、使用している開発現場数も多いことが考えられます。ソースコード管理は、効率的で安全な開発には欠かせないツールです。

まずは、業界のスタンダードに近いツールから触り、全体像をつかんでいきましょう。GitHubに慣れたなら、今後他ツールを利用することのハードルも低くなるでしょう。

ソースコード管理とポートフォリオ作成はエンジニアに必須

ソースコード管理と同様にエンジニアに欠かせないのが、ポートフォリオ作成です。実はGitHubにもポートフォリオ作成機能はありますが、ITに疎い担当者や事業会社の採用担当者は確認していないことも多いです。

そのため、GitHubとは別により多くの人にとっても見やすい場所にポートフォリオを掲載することが重要です。BRIK PORTFOLIOでは、クリエイティブなポートフォリオを無料で作成できます。BRIK PORTFOLIOの管理画面には、GitHubなどのURLを入力する欄もあるため、作品のサムネイルとソースを記載することが可能です。

BRIK JOBという求人サービスも運営しているため、クライアントや担当者からのスカウトや、副業案件オファーも届く可能性があります。

これからWebエンジニアとしてキャリアを考えている方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。