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派遣で働くWebエンジニアの仕事内容とは?

人気の高い職種の一つであるWebエンジニアは、派遣として働くことで得られるメリットは多数あります。
そこで、今回は派遣Webエンジニアの仕事内容やWebエンジニアに必要なスキル、派遣Webエンジニアとして働くメリットなどについて詳しく紹介していきます。

派遣Webエンジニアの仕事内容

派遣Webエンジニアとは派遣会社に登録して、Webエンジニアとして派遣先の企業で働くことを指します。派遣会社と相談しながら自分のスキルややりたいこと、条件などから勤務先を選ぶことができます。派遣のWebエンジニアだとしても、仕事内容は基本的に同じで、システムの設計や開発、運用、保守などの業務を行います。

派遣Webエンジニアとして働く場合、実務を行うまえにしっかりとした検収や勉強会などが開かれるため、未経験のエンジニアでも働きやすい環境が整っています。

よく、混同されがちな仕事の形態にSES(システム エンジニアリング サービス)がありますが、これは準委任契約で契約するため、派遣先企業に指揮命令権がありません。

逆にエンジニアに直接指導してしまうのは偽装請負と見なされる場合もあります。

Webエンジニアに必要なスキル

続いて、Webエンジニアに必要なスキルを紹介していきます。

Webエンジニアに必要なスキルはたくさんありますが、今回は次の3つのスキルについて紹介していきます。
・データベース関連のスキル
・セキュリティ関連のスキル
・プログラミング関連のスキル

それでは、それぞれ確認していきましょう。

データベース関連のスキル

Webエンジニアにはデータベース関連のスキルは必須です。

サーバーの仕組みやAPI、SQLやデータベース、サイバーセキュリティなどの知識がないとそもそもシステムを構築することは難しいとも言えます。

また、データウェアハウスやデータマイニング、データクレンジングなどのデータに関する知識も必要です。

例えば、次のような知識やSQL言語が必要になります。
・Oracle Database
・Microsoft SQL Server
・PostgreSQL
・MySQL

セキュリティ関連のスキル

Webエンジニアにはセキュリティ関連のスキルも必須です。構築するデータベースには顧客データや個人情報などを保護しなければいけないデータが多数保管されています。

そのため、データベースには強固なセキュリティ対策が必須で、アクセス権限やデータの暗号化などの処置を適切に行えるスキルが求められます。またそれを実行するアプリケーション側での対処も必要になります。現場で課題として挙げられることの多い、SQLインジェクション、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)、クロスサイトスクリプティングなどの基本的な原理や対策方法について学んでおくと良いでしょう。

また、セキュリティ関連のスキルを保有していれば、セキュリティエンジニアとして求められることも多いです。
さらに、自分の将来の幅が広がるメリットもあり、セキュリティ関連に関するスキルを学習すればするほど自分にとってプラスになります。

プログラミング関連のスキル

もちろん、プログラミング関連のスキルも必要です。未経験であっても、エンジニアとして現場で活動するためには、現場レベルの知識とスキルが求められます。

扱える言語によって、構築できるシステムやサイトも異なります。そのため、どの言語に強みを持つかによって携われる案件や自身の単価も変わります。

特定のプログラミング言語だけではなく、HTML、CSS、JavaScript、Java、PHP、Python、Ruby、React、Vue.js など幅広い言語を身に付けておくことで様々なプロジェクトに参画でき、エンジニアとしての存在価値を高めることができるでしょう。

派遣Webエンジニアとして働くメリット

ここでは、派遣Webエンジニアとして働くメリットについて紹介していきます。

派遣Webエンジニアとして働くメリットは次のようなものが挙げられます。
・未経験でも挑戦しやすい
・スキルアップしやすい
・別の仕事にすぐ切り替えられる
・さまざまな企業の経験が積める

それでは、それぞれ確認していきましょう。

未経験でも挑戦しやすい

派遣Webエンジニアは未経験でも挑戦しやすいというメリットがあります。

一般の求人サイトと比較しても未経験を募集している企業も多く、さまざまな選択肢の中から自分にあった企業、環境を選ぶことができます。

研修などもしっかりしているため、初心者でも安心して知識や経験を積むことができます。

スキルアップしやすい

派遣Webエンジニアはスキルアップしやすいというメリットもあります。
派遣会社では独自の教育支援サービスを提供しているところも多く、確実にコツコツスキルを磨くことができます。

また、派遣Webエンジニアとしてスキルアップすることで、その企業で正社員として働くことができたり、もっと条件の良い企業に挑戦することにも活用できるためおすすめです。

別の仕事にすぐ切り替えられる

派遣Webエンジニアは別の仕事にすぐに切り替えられるという点も大きなメリットです。
派遣は正社員とは違って、就労期間が限定されている点が特徴です。

そのため、いずれは就労先が変わることが前提となっているため、仕事内容や環境が合わないと感じた場合は別の仕事に切り替えやすいです。

未経験でWebエンジニアを目指す場合、「思っていたのと違う」と感じる人も多く、あわなければ別の職種で切り替えられる点は未経験者にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

さまざまな企業の経験が積める

派遣Webエンジニアはさまざまな企業の経験が積めるというメリットがあります。
同じ業種であってもさまざまな企業を知ることができ、働く上での刺激や経験を積めるため、将来の選択肢が広がります。

また、さまざまな企業で働いてみてから新たな発見を見つけられることも多いため、大変魅力的と言えます。

派遣Webエンジニアとして働く際の注意点

続いて、派遣Webエンジニアとして働く際の注意点について紹介していきます。

派遣Webエンジニアとして働く際の注意点は次のようなものが挙げられます。
・雇用期間が決まっている
・待遇が良くない
・責任ある業務を任されにくい

それでは、それぞれ解説していきます。

雇用期間が決まっている

派遣社員は雇用期間があらかじめ決められており、自分が長く働きたくても働くことは難しいです。

企業側との合意があれば、その後正社員として働くことはできますが、その場合は派遣社員ではなくなりますので、注意してください。

待遇が良くない

派遣社員は当たり前なことですが、非正規社員となるため、正社員と比べると優遇の差があります。
あらかじめ契約期間が決まっている派遣社員は任される業務にも限りがあり、給与や保障の面で正社員よりも劣ります。

一般的に派遣社員は3ヶ月、6か月などの雇用期間が決まっており、「派遣3年ルール」という法律があるため3年以上同じ会社で働くことはできません。

また、昇給や昇格などもないため、給料は基本的に上がることはありません。

責任ある業務を任されにくい

派遣社員は基本的に社員のサポート役として勤務することが多いです。
正社員の指示のもと動くため、自分で判断したり決断するような場面は少ないです。

もちろん、その分気楽に働けるというメリットはありますが、逆に自分の判断で動けない分、やりがいが感じられなかったり、マネジメントの経験を積むことはできないでしょう。

そのため、キャリアアップに必要なマネジメント経験を積みたいなら、正社員として働くのが一番の近道です。

時間と経験を積むならWebエンジニアの派遣業務もあり

今回は派遣Webエンジニアの仕事内容やWebエンジニアに必要なスキル、派遣Webエンジニアとして働くメリットなどについて詳しく紹介してきました。

経験を積みたいなら、Webエンジニアの派遣業務はアリです。

将来を見据えたうえで、一つのステップとして考えるのであれば派遣社員で経験を積んだ後に、企業への就職やフリーランスとして活動する分にはメリットが大きい働き方の一つです。

また、派遣社員として働く場合や、その後正社員、フリーランスとして働くことを考えている場合は、自分の知識やスキルを証明することができれば、有利に進められることでしょう。

そのため、同時進行でポートフォリオの作成をしておくこともおすすめです。BRIK PORTFOLIOでは、クリエイター向けのポートフォリオを簡単に作成できます。ぜひ一度利用してみてください。