目次
Webディレクターになるには必要な学歴や資格は特にありません。そのため、資格を保有していない学生や社会人でもWebディレクターを目指すことはできるのです。ただし、資格がある方が就職できる可能性が高まったり、資格を持っていない人よりも給与の面でメリットがあることは事実です。そこで、今回はWebディレクターの資格の必要性と保持していると良い資格を紹介します。
Webディレクターになるには資格は必要?
記事の冒頭でもご説明しましたが、Webディレクターになるために必要な資格はありません。
WebディレクターだけでなくIT関係の仕事は資格がなければ働けない状況は少ないです。
そのため、現在Webディレクターとして活躍している人の中でも保有している資格がゼロの人もいます。
しかし、Webディレクターはクライアントへの適切な対応や提案、制作チームへの的確な支持、Webサイト構築に必要なHTMLやCSSなどのコーディング関する基礎知識は必要最低限身に付けておかなければいけません。
そのことを考えると、どんな人でもWebディレクターになれるというわけではないことがわかります。
また、資格は自分のスキルを客観的に証明できる材料になりますので、資格を保有していれば就職や案件獲得、商談の際に有利に進めることができるのは事実です。
そのため余裕があるならば資格を保有しておくと良いでしょう。
Webディレクターになるためにあると良い資格
ここでは、Webディレクターになるためにあると良い資格を紹介します。
これから資格取得を考えているのであれば、以下で紹介する資格を保有していればさまざまなメリットを得ることができます。
- Googleアナリティクス個人認定資格
- Google広告認定試験
- Webアナリスト検定
- Web検定 Webディレクション
- ネットマーケティング検定
- Webライティング能力検定
- Webリテラシー試験
- Webクリエイター能力認定試験
- Webデザイン試験
- ネットショップ実務士
- ITパスポート試験
- Google AdWords認定資格
- HTML5プロフェッショナル認定試験
それでは、一つずつどんな資格なのかを解説していきます。
Googleアナリティクス個人認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格はGoogleが提供しているデータ解析ツール「Googleアナリティクス」の技能や知識の理解度を証明するための認定試験です。
GoogleアナリティクスはWebサイトのアクセス状況をさまざまな支店から分析するツールで、Webサイトを作った後の分析に役立ちます。
WebディレクターはただWebサイトを作るだけでなく、その後の分析から改善していく業務も担当することになります。
そのため、Googleアナリティクスを使いこなせることが証明できるGoogleアナリティクス個人認定資格はWebディレクターにとってスキルを証明できる資格の一つになるのです。
Google広告認定試験
Google広告認定試験はGoogle検索広告やディスプレイ広告、動画広告などのさまざまな広告測定ができることを証明できる資格です。
ECサイトやリード獲得を目的としたサイト構築をする担当者であれば、ぜひ取得しておきたいところです。
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定はGoogleアナリティクスの分析を中心にした検定です。
短時間でアクセスマーケティングの解析スキルを身につける資格制度で、難易度はそこまで高くないため初めての資格取得にもおすすめです。
Webディレクターは集客やコンバージョンを意識したWebサイト構築を行うことが多く、分析のポイントが理解できている点が自分をアピールできる材料になることでしょう。
Web検定 Webディレクション
Web検定 WebディレクションはWeb業界におけるディレクション業務はもちろん、要件を導き出すための現状分液、企画、設計など幅広い専門知識が問われる試験内容となっています。
Webディレクターやプロジェクトマネージャー、コンテンツディレクターなら持っておくべき資格の一つで、今後Webディレクション業務に関わる予定のある方であれば資格やスキルを有効活用できる場面が出てきます。
ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定はインターネットマーケティング全般の基本が問われる内容の試験です。
マーケティング責任者でもあるWebディレクターがネットマーケティング検定の資格を保有していれば、最も効率の良いマーケティング活動を実践できる人材として重宝されることでしょう。
また、マーケティングに関する知識はWebディレクター以外の仕事でも活きるため、転職する際にも役立つ資格でもあります。
Webライティング能力検定
Webライティング能力検定はライティングに関する常識や効果的なウェブライティングを証明できる資格です。
WebディレクターはSEOなどを意識しながらセールスライティングなどを考える必要があり、知識があることを証明できればさまざまな場面で役立ちます。
論理的、法律対策を学ぶことで文章による炎上やトラブルなどを回避することが可能になります。
Webリテラシー試験
Webリテラシー試験はプロデューサーやディレクター、デザイナー、プログラマーなどの立場に立って考えることが求められる試験です。
Webの基礎知識はもちろん、企画・設計、制作、集客施策、Webマーケティングなど幅広い知識を証明することができます。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は簡単なプログラミングやWebサイトに関するデザインの知識が求められる試験です。
合格のハードルも低いため、初心者におすすめの資格です。
Chrome、Internet Explorer、firefoxなどのインターネットブラウザの使い方、HTMLなどの基本知識が求められます。
Webデザイン試験
Webデザイン試験はWebサイト制作に必要な知識やスキルが問われる試験です。
Webデザイナーを目指す人が試験に挑戦することが多いですが、そのWebデザイナーに的確な指示を出すWebディレクターもWebデザインの知識は必須です。
逆に、Webデザインの知識がないとWebディレクターになることは難しいため、勉強するついでに資格取得に挑戦してみても良いかもしれません。
ネットショップ実務士
ネットショップ実務士はEコマースでの実務能力を証明する試験です。
Webサイトの中でもECサイトなどを構築する時に役立つ資格で、商品の管理やプロモーション、問い合わせやクレーム対応などのネットショップ運営に欠かせないスキルとも言えます。
ITパスポート試験
ITパスポート試験はITに関する基本的な知識が問われる試験です。
試験の内容は他の試験と比べても簡単で、高校生でも取れる資格になります。
ITパスポートの資格が直接Webディレクターに便利な資格とは言えませんが、何も資格がないよりもITパスポート試験の資格を保有していれば有利に進めることができるでしょう。
Google AdWords認定資格
Google AdWords認定資格は広告に関する知識や理解力を確かめることができる認定資格です。
WebマーケティングやWeb広告の運用を学びたい人にはおすすめの資格、マーケティングを担当するWebディレクターには役立つ資格となっています。
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験はWebプロフェッショナルの知識と技術を認定する試験です。
難易度は高いですが、Webコンテンツ制作やWebアプリケーション開発に関する技術を示したい方にはおすすめの試験です。
試験内容は主にHTML5・CSS・レスポンシブWebデザインなど「マークアップ」と呼ばれる領域の内容となっています。
Webディレクターに資格は必要じゃない?
今回はWebディレクターの資格の必要性とあると良い資格を紹介してきました。
Webディレクターは資格がなくても知識やスキル、実績があれば問題なく業務をすることができるでしょう。
しかし、WebディレクターはWebサイトの企画・立案、設計、チームメンバーへの適切な指示、運用などのさまざまな業務を担当するWeb制作のスペシャリストとも言えるでしょう。
そのため、知識や実績が不足しているWebディレクターが管理する案件はクライアントの要望通りに成果物を納品できない可能性もあります。
また、ポートフォリオなどで知識やスキルを証明することは難しいです。
しかし、資格を保有していれば知識スキルを客観的に証明することができるため、きっと役に立つ機会が多いでしょう。
これからWebディレクターを目指すのであれば、できる範囲で資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。
資格を持っているWebディレクターならポートフォリオ作成は得しかない
Webディレクターの転職では、ポートフォリオの作成がおすすめです。ポートフォリオは、採用担当者に実績や保有スキル、資格をアピールできる絶好の媒体となります。特にWebに関する資格を持つWebディレクターは引く手あまたです。自己PRの欄にぜひ保有資格を記載してください。
ポートフォリオサイトの中でもBRIK PORTFOLIOは、Webディレクターとしてのポートフォリオを無料かつ簡単に作成可能です。Webディレクターへのキャリアアップについても、クリエイター出身のキャリアカウンセラーがサポートします。
Webディレクターとしてさらなるキャリアアップを目指す方はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。