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Webエンジニア必見!採用面接の対策方法について解説します。

Webエンジニアの就職活動では、他の職種同様、面接が設けられていることが少なくありません。しかし、「Webエンジニアの面接では、どんなことが聞かれるのだろうか」「どのような面接対策をしておけばいいのか」と不安に思う方も多いでしょう。
そこで本記事ではWebエンジニアの面接対策について、よく聞かれる質問や面接前に準備しておくポイントを紹介します。また本記事で説明するWebエンジニアは、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアを対象としています。

Webエンジニアの採用面接でよく聞かれる質問

Webエンジニアの採用面接では、志望動機や転職理由などの基本的な質問はもちろん、保有スキルやプロジェクト参加歴などの質問も多々あります。

まずは、Webエンジニアの採用面接でよく聞かれる質問をチェックしていきましょう。

エンジニアとしての経験・スキルに関する質問

これまでの経験やスキルなどは、Webエンジニアで最も重要視されるところです。

採用面接の質問では、経験したことのあるプロジェクトや扱えるプログラミング言語の種類などが聞かれます。前職での経験やエンジニアとしての活動を具体的に知ることで、自社との相性を確かめるためです。

そのため、事前に自分の保有スキルや経験について整理しておくとよいでしょう。特に、次の5つは、あらかじめ答えをまとめておくと安心です。

経験してきたプロジェクト内容と役割

実際の業務で任せられる業務や範囲を把握するために、経験してきたプロジェクト内容や役割を聞かれるケースが多々あります。

また、携わったプロジェクトのサーバー台数やユーザー数など、具体的な数字も答えられると自身のスキルレベルについてより強くアピールできるでしょう。

対応可能なプログラミング言語や開発領域

Webエンジニアの強みや弱みを知るために、対応可能なプログラミング言語や開発領域についても質問されます。

最も一般的な質問意図は、自社のプロジェクトに合った言語を使っているかを確認することです。そのほか、トレンドの言語も自ら積極的に学ぶ姿勢があるか、Webエンジニアの向上心や仕事に対する向き合い方を判断する上でも質問されます。

顧客や外部パートナーとの折衝経験

相応の折衝能力があるか、顧客や外部パートナーとの折衝経験について質問されるケースも珍しくありません。

たとえ外部折衝の経験がなかったとしても、チームメンバーとの折衝経験について話せるようにしておくことをおすすめします。例えば、「Webディレクターと、日程や仕様調整をしたことがある」など、思い出せる範囲の折衝経験をアピールできるとよいでしょう。

開発においてエンジニアとして最も重要視していること

開発時に重要視していることについての質問は、Webエンジニアとしての仕事の向き合い方や業務における一貫性を判断するために聞かれます。

自分の中で大切にしていることは、意外と言語化が難しいものです。これまでの経験を振り返りながら、何を最も重要視して開発にあたっているか、あらかじめ考えておきましょう。

日常的な学習や情報収集について

日常的な学習や情報収集に関する質問は、主にWebエンジニアの向上心を見るために聞かれます。

日頃から本を読んだり、プログラミング実績を積んでいる方は学習意欲が高く、即戦力として期待が高まるでしょう。実際に自分でプログラミングしたHPなどをアピールできると、より効果的です。

カルチャーマッチやミスマッチ防止に関する質問

Webエンジニアを採用する際には、会社の方針や理念などのカルチャーに共感してくれるのかも見極められます。会社と相性の良い人材を採用し、離職率を極力下げたいからです。

カルチャーマッチやミスマッチ防止に関する質問としては、主に次の5つが挙げられます。

志望動機と志望理由

志望動機や志望理由は、会社側の方向性とマッチしているのか、会社が求める人物像なのかを判断するための質問になります。

会社と相性が悪い人材を採用してしまうと、早期の退職につながりかねません。面接を受ける際は事前に会社の事業内容などを調べた上で、「なぜこの会社に入りたいのか」について明確に答えられるようにしておきましょう。

一般的にWebエンジニアの方は学習意欲、成長意欲が高い方が多く、そのスキルアップを目標にすると答える方が多いと考えられます。

やりがいを感じるのはどんなタイミングか

やりがいなどを質問で聞く意図は、仕事に対してどのような価値観を持っているのかを知るためです。やりがいを持って仕事に取り組むWebエンジニアは、大きな成果を上げることが期待できます。

逆に、仕事に対する価値観にズレがあると、仕事のモチベーションを保てずに早期の退職につながるでしょう。やりがいに関する質問には、「どのような場面でやりがいを感じるのか」を具体的に話せるようにしておくと安心です。

モチベーションが下がるときやストレスを感じること

仕事をするにあたってモチベーションが下がったり、ストレスを感じたまま仕事に取り組んだりすると、良い成果をあげられません。

この質問では、どのようなときにモチベーションの低下やストレスを感じるのかを事前に把握するために聞かれます。あわせて、そのような場面でのセルフコントロール能力の有無も確認する意図もあるのです。

これまでの会社での退職理由

この質問では、入社してすぐに退職をしないか、会社で活躍してくれそうな人材かを見極めます。前職を辞めた理由と自社の現状を照らし合わせて、同様の理由で退職することを防ぐためです。

例えば「残業が多くて退職をした」と答えたなら、繁忙期に残業が多い会社では採用しにくいでしょう。退職理由を答える際には、「スキルアップのため」など可能な限りポジティブな言葉で表現することをおすすめします。

失敗経験と失敗へのリカバリー方法

この質問では、失敗を失敗として認識しているか、そして失敗をしたときにどうやって対処したのかを知る意図があります。失敗を認識していないと、いずれ重大なミスにつながりかねません。

また、失敗経験を活かせるかどうかで、Webエンジニアとしての成長スピードが格段に変わってきます。そのため、失敗経験とリカバリー方法については、これまでの経験をよく振り返って説得力のある答えを話せるようにしておきましょう。

Webエンジニアが採用面接前に準備しておくべきポイント

Webエンジニアの面接を受ける前に準備すべきポイントは、大きく分けると2つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ポートフォリオを確認する

これまでのWebエンジニアとしての実績などをポートフォリオでまとめておくと、採用率が上がります。ポートフォリオには実績のほか、扱えるプログラミング言語の種類や保有スキルなどをまとめます。

実績が少ない方も積極的にHPを自主制作し、使用したプログラミング言語や開発時に留意したことなどを記載するとよいでしょう。

スキルだけではなく人間的魅力も確認する

仕事をする上で、人間的な魅力も必ず重要視されるポイントです。

「この人と一緒に働きたい」「この人のやる気がすごく伝わる」と思えるようなWebエンジニアであれば、多少実績が少なくても採用される可能性が高まります。

面接時には、Webエンジニアとしての目標や習得したい言語・スキルなどを伝えられるとより効果的です。

Webエンジニアの面接前には自分のスキルなどの棚卸し必須

Webエンジニアの面接対策は基本的な質問に対する答えを準備することはもちろん、自分が持っているスキルや実績などを振り返って棚卸することが大切です。

どんなに小さな実績でも日頃からポートフォリオなどにまとめて、面接時に自分の力をアピールできるようにしておきましょう。