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BRIK GALLERYについて
デザインやコンテンツの参考になる国内最大規模のWebサイトリンク集・デザインギャラリーの BRIK GALLERY では、日々クリエイターの方々の参考になる作品を更新しています。
クリエイティビティを刺激し、デザインの参考になり、仕事に役に立つ、Webサイトなどを中心に紹介しています。BRIK GALLERYでは、カテゴリーやタグから検索し、気になった作品はお気に入り機能で保存可能な機能があります。
作品は、INDUSTRY (業種)、TYPE (Webサイトなどの種類)、COLOR (キーカラー)、DESIGN (デザイン表現の方法) などのカテゴリーで分類されています。ここから目的としているデザインを絞り込んで探すことが可能です。
本特集では、BRIK GALLERYに掲載されている作品の中から、特定のテーマで作品をピックアップしていきます。
ファッションのWebサイトに求められることとは?🤔
ファッション系のWebサイトは、他の業界と比べて、比較的自由に表現できる点が特徴のひとつと言えます。一方で自由度が高い分、いかにブランドのコンセプトや世界観が理解できていて、デザインとして落とし込めているのか、といったスキルが問われるため、Webデザイナーの腕の見せ所でもあるといえるでしょう。そこで本記事では、ファッション系のWebサイトを作る際にデザインやコンテンツなどの面で参考になる、優れたウェブサイト18選を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ご紹介する作品は、以下の4つの基準を元に選出しました。
- ✅ファッションブランドの世界観を表現できているデザイン
- ✅商品が主役のデザイン
- ✅ターゲットに合わせたデザイン
- ✅情報が整理されているデザイン
参考になるファッション系のWebサイトのご紹介🎨
the fashion post
ファッションメディアであるThe Fashion Post。余白を活用することで、「ファッション写真を魅せること」と「文字での情報を伝えること」のバランスが上手く取れています。使用されている色はカラフルでありながらも、シックなトーンであることから、知的で落ち着いた印象を与えています。
VALLEY SHELL
オーダーメイドの革バッグを製作しているブランドのVALLEY SHELL。背景の質感には温もりを感じられ、大量生産的なシステムではなく、職人の手作業であることが感覚的にアピールされています。また、鮮明な赤をアクセントとして取り入れることで、大胆な印象も生まれています。
AURALEE
日本屈指の生産背景で作り込んだ素材にこだわりを持つAURALEE。使用されているカラーはグレーやホワイトで、文字は小さく極力存在感を抑えたような薄い色味が使われ、ナチュラルでシンプルなデザインとなっています。それによって、服の持つ雰囲気が伝わりやすくなっています。
MARKAWARE
職人的ディテールワークに、独自のモダニズムを盛り込んだメンズウエアブランド。余白や枠線を活かすことで、洗練された美しさとECサイトに必要な機能性のどちらもを両立できています。ボタンなどでの曲線の使われ方がアクセントになっています。
meanwhile
「身体に最も近い道具」をコンセプトにしたメンズブランド。文字の存在感が強いデザインですが、ベージュを用いているため、うるさくならずにまとまりのあるデザインになっています。各コレクションのスタイリングの写真の横に、商品名が箇条書きされており、気になる商品をクリックするECサイトへとつながるという仕組みが採られています。ユーザーに寄り添ったデザインです。
THE NORTH FACE
アウトドア・スポーツブランドのTHE NORTH FACE。余白を活用したデザインにすることで、単に洗練された印象を与えるだけでなく、大自然の中でのアクティビティから都会での子育てまで様々なシーンで活躍できる、幅のあるブランドであることが間接的に表現できています。
Lit Flexier
「ステレオタイプを覆す」がテーマの韓国を拠点にしているメンズ向けストリートブランド。フリーレイアウトを採用して様々な大きさの写真や動画をランダムに配置したり、ノイズ背景を用いたりすることで、先鋭的で自由な雰囲気を演出しています。
Dover Street Market E-SHOP
コムデギャルソンの川久保玲が仕掛けるコンセプトショップDOVER STREET MARKET。装飾は一切なく、黒のフォントと服装の写真のみのシンプルなデザインです。服の存在感が強く際立っており、魅せ方として参考になるでしょう。
GANNNI
デンマークのファッションブランドGANNNI。モデルの着用写真の切り抜きがさまざまな大きさで各所に散りばめられていたり、アピールしたい商品は画面一杯に動画や写真が配置されたりしていて、緩急があるレイアウトです。全体を通してファッションのワクワクを感じられ、また購買意欲も掻き立てられるデザインです。
B印MARKET
BEAMSの社員がおすすめの自社アイテムを紹介するサイト。BEAMSのコンセプトカラーであるオレンジを枠線やボタンなどにあしらったり、マイクロモーションが散りばめられていたりと小さなこだわりが詰まったデザインです。シンプルになりすぎず、センスの良さを感じさせます。
one nova
幅広いサイズ展開を揃え、性別を問わないUNISEXの製品を販売している下着ブランド。画面上部に広々と配置された動画によって、ブランドのコンセプトへの理解がしやすくなっています。枠線を活かし、アイボリーやグレーというカラーを採用したことで、ナチュラルで垢抜けた印象を与えています。
ZES NULLEN
アムステルダムを拠点にしているファッションブランドZES NULLEN。服の詳細ページでは、丸く縁取られた「窓」の中で着用写真・動画を見ることができ、ブランドの世界観を覗き込んだ気分にさせてくれます。また、スクロールの動きがヌメっとしていて非常に滑らかな点もポイントです。
CREW’S WEEK 2023 SS
BAYCREW’Sの2023年春夏コレクションのLPサイト。写真に角丸のモチーフを用いたり、グラスモーフィズムやゆっくりとした速度のモーションを採用したりすることで、ブランドの魅力をナチュラルに伝えることに成功しています。
emmi SUMMER 2022
ベーシック且つ洗練された大人のデイリーウェアemmiのLPサイト。写真や動画の配置のバランスが絶妙で、その柔らかでクリアな世界観は見るものを引き込むでしょう。また文字や文章を一切載せないことで、服の魅力を直感的に伝えることに成功しています。
インユース MOONSTAR
「日常に溶け込む、黒衣のような靴」がテーマのシューズブランド。ブランドの靴を履いた人々を表現した線画のアニメーションは、老若男女が様々な場面で使えるブランドであることをアピールできています。またモノクロを採用することで、黒というカラーのかっこよさを際立たせています。
45rpm
素材や縫製・仕様にこだわった、高品質で丈夫なカジュアルウェアのブランド。絵の具で描かれたイラストを通して、ブランドの哲学が物語のように語られている点がポイントです。また背景もただの白ではなく、壁紙のような質感であることからアットホーム感も演出しています。
niyori
日本と西洋の伝統的な技術に現代的な解釈と技法を織り交ぜたniyori。モデルの着用写真や風景写真、イラストなどをランダムに配置してムードボードのようなレイアウトにすることで、ブランドの世界観が伝わりやすくなっています。
花椿
花椿は、資生堂が運営するPR誌。色使いはピンク系ですが、直線や角のモチーフを多く用いているので、可愛くなりすぎずバランスが取れています。斜め上に並んだ文字の並びにも遊び心を感じられます。
まとめ
ウェディング系のWebサイト制作時にデザインやコンテンツの面で参考になる、優れたWebサイト23選をピックアップし解説していきました。それぞれのブランドの世界観が上手くデザインに体現されていたかと思います。ぜひ、これからのWebサイト制作の参考にしてみてください。