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フロントエンドエンジニアが活躍できる会社とその業務内容、雇用形態についてもチェック

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーション開発市場が年々拡大していることから需要の高い職種の1つと言えます。本記事では、フロントエンドエンジニアが勤務できる主な会社の種類とそれぞれの特徴、さらに雇用形態について解説します。ご自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、ぴったりの会社や働き方を見つけましょう。

主な勤務先とその業務内容や特徴について

近年、フロントエンドエンジニアの活躍の場が広がっています。今回は、そんなフロントエンドエンジニアが活躍できる5種類の会社とその特徴についてご紹介していきます。

Web制作会社

企業のWebサイト・サービスのマークアップ業務や、プロジェクトの要件に添ったHTMLコーディングやCMS構築などを担当します。制作会社で働くことで、パララックスやSVGの活用、WordPressなど、バラエティに富んだ多くの手法を学び、経験することができます。フロントエンドは進化が早いため、最新の制作手法を取り入れている制作会社に入れば、スキルアップもしやすいでしょう。

Webアプリ・サービスの開発会社

Webアプリ・サービスの開発会社のフロントエンドエンジニアは、クライアントの望む事業やサービスをクラウド開発やデザイン制作など多様な技術を使って実現するというのが主な業務です。企画者やデザイナーらと協力して、チーム内のWeb開発の専門家として様々な意見や提案をし、チームに貢献し課題解決に導ける人材が求められます。

ECサイト運営会社

マーチャンダイジングとマーケティングを主に担当します。具体的にはECサイトで販売する商品企画や商品の仕入れ、また価格調整などを行います。また、Webマーケティングを用いてユーザーにサービスや商品を知ってもらうための販促宣伝も業務内容の1つです。EC業界の仕組みを理解できるという利点がある勤務先です。

一般企業

一般企業のフロントエンドエンジニアは、自社のWebサイトやアプリケーションなどの企画、構築、運用を担当します。単純な設計や開発業務だけではなく、日々アップデートされる最新技術をキャッチアップし、技術的な視点から提案をして課題解決できる人材が求められます。また一般企業の場合、Web担当者や社内SEの業務を兼務する場合が多く、「フロントエンドエンジニア」の職種名で募集が出ることが少ないため、情報収集の際は注意が必要です。

事業会社

自社の事業運営をサポートするシステム開発などを行います。自社の方向性や業界での立ち位置、トレンドなどをを理解して、業務を行う必要があります。また事業会社で働くことで、事業が実際にどのように作られているのかを知ることができ、今後の転職やキャリアアップに役立つ可能性があります。様々なアプローチで検証し課題解決をしていくため、企画力を発揮したい、または身に付けたいと考えている方におすすめです。

会社の規模感と業務内容の関係とその環境について

フロントエンドエンジニアの業務内容は勤務先の規模によって異なるケースが多いです。「どのような職場が自分の性格にあうのか?」「身に付けたいスキルを得られる環境が整っているのか」などの点に注目しながら参考にしてみてください。

大企業

大手企業は過去に様々な規模の案件に携わった経験があるので、業務の進め方や使うツールをすでに確立していることが多いです。案件の幅が広い分、経験値を高めることができたり、困った時の対処法を学ぶことができたりする環境が整っています。また、企業規模が大きいと社内で人脈を築きやすいというメリットもあります。

中小企業

中小企業は大手企業より資金やリソース面では劣りますが、自由度が高いという特徴があります。新しいツールの導入を行えたりと自分の意見が通りやすく、やってみたいことに積極的にチャレンジできる環境があるケースが多いです。また少人数であることから個人の裁量権が大きいため、必然的に幅広いスキルを身に付けられるでしょう。

フロントエンドエンジニアの雇用形態について

フロントエンドエンジニアの雇用形態には正社員、派遣社員、アルバイト、フリーランスなど多様な働き方があります。それぞれの長所と短所を把握し、ご自身の目標やライフスタイルに合わせた働き方を見つけましょう。

正社員

正社員には毎月の給料の他にボーナスがあったり、住宅手当や扶養手当を支給したりする企業が多いため、収入面において安心感があります。一方で、案件の重要な部分や責任ある仕事を任されるため、繁忙期や納期前は残業が多いです。また、転勤を強いられたり、長期休暇が取りにくいというデメリットもあります。

契約社員

派遣エンジニアの場合は、派遣された会社で毎回新しい知識を学ぶことができます。自身のスキルアップにつながりますし、その中でより良い仕事へのステップアップも可能です。また、自分で働く場所や時間、期間を決められるというメリットもあります。一方、雇用の状態が不安定になりがちで、スキルにあった仕事が見つからないこともあります。

アルバイト

アルバイトのフロントエンドエンジニアは、ワークライフバランスを整えたい方におすすめの働き方です。しっかりした技術力を持っていれば、ある程度の収入を得ることも難しくありません。一方、未経験者の募集は少なく、また雇用が不安定であるというデメリットもあります。

フリーランス

フリーランスのフロントエンドエンジニアとして活躍する人は多いです。自分のスキルに合った仕事を選ぶことができますし、時間の融通も利きやすいなど様々なメリットがあります。一方で、営業を自身で行う必要があるだけでなく、病気や入院などが長引くと収入がゼロになる恐れもあります。また、十分な技術力や様々な案件に対応できる力が必要なので、Web制作会社やアプリ開発会社などで経験を積んでからの独立がおすすめです。

まとめ

本記事では、フロントエンドエンジニアが活躍できる会社とその業務内容、雇用形態について解説しました。需要が高まっているフロントエンドエンジニアですが、競争率の高い職種でもあります。市場価値の高いフロントエンドエンジニアになるために、情報収集を欠かさず、自分自身をアップデートし続けましょう。