クリエイター向け
お仕事・転職お役立ちガイド

Webプロデューサー必見!採用面接の対策方法について解説

Webプロデューサーの採用面接では、志望動機などの一般的な質問はもちろん、Web業界特有の質問も多々あります。これらにきちんと答えるためには、事前の準備が大切です。

そこで今回は、Webプロデューサーの採用面接でよく聞かれる質問と回答のコツを紹介します。Webプロデューサーがしたい逆質問もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

Webプロデューサーの採用面接でよく聞かれる質問

Webプロデューサーの採用面接では、次の3つについてよく聞かれます。

  • Webプロデューサーの経験やスキルを尋ねる質問
  • 自社とのミスマッチ防止を目的とした質問
  • 人柄やメンバーシップをみる質問

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Webプロデューサーの経験やスキルを尋ねる質問

Webプロデューサーの経験やスキルを尋ねる質問としては、おもに次の5つが挙げられます。

企画書の作成スキル、プレゼンテーションスキルはあるか?

Webプロデューサーは、Web制作における最高責任者です。プロジェクト全体の方向性を定めたり、クライアントへ提案したりする力が大切になってきます。

そのため、採用面接では企画書の作成スキルや、プレゼンテーションスキルについて尋ねられることも少なくありません。答える際には、実際に携わった案件を踏まえながら、企画書の作成やプレゼンで留意していたことなどを伝えられるとよいでしょう。

クライアントとの折衝経験はあるか?

Webプロデューサーの業務には、予算や収支などの経営管理も含まれます。時として、クライアントと交渉する必要も出てくるでしょう。

このような折衝経験は、どの制作現場でも重要になってきます。経験がある場合は、どのような点に留意して交渉していたか、具体的な内容を伝えられるようにしておきましょう。

見積書作成スキル、会社としての予算ノルマを持った経験があるか?

Webプロデューサーがクライアントと交渉する際には、予算ノルマを見据えた見積書の作成も必要になってきます。

Web制作における見積方法は、作業ベースや人日単価ベースなどさまざまです。こちらも経験を踏まえた具体的な回答ができると、面接担当者を納得させられるでしょう。

チームマネジメント経験はあるか?

Webプロデューサーが考案した企画やサイトは、WebディレクターやWebデザイナーなどの実務者がいて初めて実現するものです。プロジェクトをとどこおりなく進めるためにも、人を動かすマネジメントスキルが大切になってきます。

Webプロデューサーの経験がある方は、実体験がそのままアピールポイントとなります。未経験の場合でも、部下の管理や同僚との協働など、似たような経験をアピールできるとよいでしょう。

Webプロデューサーとしての成功・失敗体験はどのようなものか?

採用面接で成功体験を尋ねるのは、成功に向けた当人の努力や次に活かす向上心をみるためです。失敗体験に関する質問では失敗を素直に受け入れたか、きちんと原因を分析して対処できたかなど、リカバリーに向けた姿勢をみます。

いずれにおいても、具体的なエピソードとともに伝えられると説得力が増し、採用に一歩近づきます。

自社とのミスマッチ防止を目的とした質問

自社とのミスマッチ防止を目的とした質問は、おもに次の4つです。

なぜ自社を志望したのか?

志望動機は、採用面接で最も聞かれることが多い基本的な質問のひとつです。会社のビジョンや方向性とのマッチ度をチェックし、早期の退職を防ぐ意図があります。

志望動機の内容を考える際は、希望する会社の基本情報や注力している事業などをあらかじめ調べておくとよいでしょう。それらを踏まえながら、「自身の目指すWebプロデューサー像と合致した」など面接担当者が納得できるような内容に仕上げられると理想的です。

ストレスを感じるのはどんなときか?

こちらの質問は、ストレスによる早期退職がないか見定めるために聞かれます。ただし、単にストレスを感じる場面を答えるだけでは、よい回答とはいえません。

ストレスを感じても、セルフコントロールにより上手く対処できる点をアピールできると、面接担当者も前向きに採用を検討してくれるでしょう。

Webプロデューサーとして大切にしていることは何か?

Webプロデューサーとして大切にしていることとは、すなわち「仕事との向き合い方」です。

会社によって、クオリティやスピードなど重視する点は異なります。Webプロデューサーの仕事との向き合い方と、会社の方向性とが合致するか、面接担当者は知りたがっています。

こちらも志望動機と同様に、あらかじめ会社の情報を把握して回答を準備しておくとよいでしょう。

将来的に経営陣に参画する意思はあるか?

Web制作会社の場合、有能なWebプロデューサーは執行役員や取締役などの役員へ登用することを検討する会社も少なくありません。

とくに、実務への理解があり、なおかつマネジメントスキルがあるWebプロデューサーは希少です。上記の質問がされた際には、参画の意志があることを伝えられると採用確率がグッと高まります。

人柄やメンバーシップをみる質問

人柄やメンバーシップをみる質問は、おもに次の3つです。

やりがいを感じるのはどんなときか?

やりがいの有無はモチベーションの高低、最終的には成果の大小につながります。会社としては、やりがいを感じて働けるWebプロデューサーが欲しいところです。

そのため、やりがいについて質問されたときには、具体的なエピソードとともに前向きな返答ができるとよいでしょう。

日々の情報収集や学習はどのようにしているか?

Webプロデューサーが企画・提案するためには、日々進化するWeb技術やトレンドを把握しておくことが大切です。こちらの質問では、そのような情報収集や学習について尋ねることで、Webプロデューサーとしての向上心をチェックしています。

書籍や同業者との情報交換など、日々の学習について振り返っておくとよいでしょう。

今後のキャリアについてどのように考えているか?

キャリアプランについての質問は、Webプロデューサーの継続意志や真剣度などをみるために聞かれます。

Webプロデューサーの道を極めるのか、あるいは経営陣へ参画するのかでも、答えは大きく変わってきます。Webディレクターなどの実務系職種への転換も、ひとつの選択肢でしょう。

いずれにおいても、順序立てて現実的なキャリアプランを提示できるようにしておくことをおすすめします。

Webプロデューサーが採用面接でしたい逆質問

採用面接では、最後に逆質問を受け付ける時間を設けている会社がほとんどです。とはいえ、聞き方を間違えると採用から遠ざかってしまいかねません。

採用確率を上げたい方は、Webプロデューサーがすべき逆質問を3つチェックしていきましょう。

採用になった場合はどのような仕事からスタートするか?

こちらの逆質問では、「すぐにでも働きたい」という熱意を面接担当者にアピールできます。採用後の仕事についてイメージしやすくなる点も、この逆質問のメリットです。

担当者の答えと自身のスキルとを照らし合わせ、即戦力として働ける点を伝えられると、さらに好印象を与えられるでしょう。

1日の仕事はどのような流れになっているか?

多くの方にとっては、残業について知りたいのが本音です。しかし、実際に逆質問で聞いてしまっては、「やる気がないのでは?」と面接担当者に不安がられてしまいます。

そんなときにおすすめなのが、「1日の仕事の流れを知りたい」という聞き方です。この逆質問により、相手の気分を害することなく、残業の有無や程度をそれとなく知ることができます。

配属先のメンバーにはどのような方がいるか?

会社によってはWebプロデューサーがいなかったり、営業担当者やWebディレクターが兼任していたりするところも珍しくありません。

配属先のメンバーについて逆質問することで、自身が担当する業務量をある程度推測できます。面接担当者にも、「チームメンバーと良好な関係を築いて制作を進めていきたい」という前向きな姿勢を伝えられます。

どういったプロジェクトを多く手がけているか?

実際に配属やアサインが予定されているプロジェクトについても確認しておくといいでしょう。企業は自社ウェブサイトなどで実績などを掲載していますが、実際には掲載ができない案件も少なくありません。

また表向きに手がけている業務と、実際多く行っている業務が異なることも珍しくありません。入社後のミスマッチを防ぐために、どういったプロジェクトを多く行っているか、その中でWebプロデューサーはどういった仕事をしているか、また今後していく予定なのか、について深く質問すると良いでしょう。

人によっては面接で深い部分まで質問することが、失礼にあたったり、ネガティブな印象を与えてしまうのではないかと気にすることがあるかもしれません。ただ、どういった仕事をするかはとても大事な要素なので、そういった質問についても誠実に回答してくれるかどうかで、会社を見極めてもいいでしょう。

Webプロデューサーの採用面接前には入念な準備を

Webプロデューサーの採用面接で聞かれる質問は、一般的なものからWeb業界特有のものまでさまざまです。

Webプロデューサーの転職を成功させたい方は、よく聞かれる質問への回答を準備することはもちろん、効果的な逆質問を把握しておきましょう。

ポートフォリオの準備も忘れずに

ポートフォリオは、Webプロデューサーの採用確率を高めてくれる大切な営業ツールです。

BRIK PORTFOLIOでは、クリエイティブかつ効果的なポートフォリオを無料で作成できます。求人サービス「BRIK JOB」との連動により、ポートフォリオを作るだけでオファーが舞い込む可能性が高まります。

Webプロデューサー向けのポートフォリオを簡単に作りたい方は、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

日常的な情報収集も大事

先ほど紹介したように、Webプロデューサーは日々の情報収集や学習が大切になってきます。
BRIKでは、プロデューサー向けお仕事・転職お役立ちガイドを公開中です。Webプロデューサーに必要な知識やトレンドを把握したい方は、ぜひチェックしてみてください。