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WebデザイナーやUIデザイナーは手に職をつける職業であるため、転職や独立を比較的考えやすい職業です。リモートワーク、副業、フリーランスなど働き方が多様になる中で、多くのWebデザイナーは実際にどのようなタイミングで転職を考えるのでしょうか。
この記事では、Webデザイナーが転職を考えるタイミングやどのようなキャリアパスがありえるのか紹介していきます。
Webデザイナーが転職を考える転職理由
Webデザイナーはどんな理由で転職を考えてるのでしょうか?
まずはWebデザイナーが転職を考える時の多い理由を見ていきましょう。
- 年収を上げたい
- ワークバランスを整えたい
- ストレスから解放されたい
- 開発に携わりたい
- 環境が過酷なところが多い
- 覚えなければいけない知識が多い
年収を上げたい
これはWebデザイナーだけに限ったことではないですが、今よりも年収を上げたいがために転職を考える人は多いです。
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は2022年3月14日にはっ発表した「転職理由ランキング」では、「給与が低い・昇給が見込めない」と回答した人が35.0%と総合1位になっています。
同じような仕事をするのであれば、給料が高いところで働きたいと思うのは当然ですよね。
ワークバランスを整えたい
こちらもWebデザイナーだけに限ったことではありませんが、ワークバランスを整えたいがために転職を考える人は多いです。
特に、WebデザイナーやUIデザイナーなどのデザイン職は残業が多くなることがあるため1日の生活リズムが崩れがちです。
また、Webデザイナーの人材が不足していることもあり、自分の希望通りの休みが取れなかったり、休む暇もなくストレスを抱えている人は少なくありません。
このような状態が続くと健康や日々の生活にも悪影響を及ぼす可能性もあるため転職をしてライフバランスを整えることは大切です。
ストレスから解放されたい
こちらもWebデザイナーに限ったことではありませんが、人間関係のストレスから解放されたいという理由で転職を考える人は少なくありません。
職場の人間関係で仕事を辞めてしまう人は多く、働くうえでの条件の上位に入るほど大事です。
転職をしても人間関係にストレスが100%なくなる保障はありませんが、違う環境で働いてみることで、新しい自分を見つけることもできます。
ストレスが貯まると体調を壊したり、ストレスがさまざまな影響を及ぼしてしまうため注意が必要です。
自社事業に携わりたい
Webデザイナーの仕事内容は自分が働く企業によっても異なります。
例えば、Webデザイナーで自社開発をしたいと考えている人は多く、自社のメディアやWebサイトの製作・開発に携わることができればやりがいもあり、今よりも仕事に対する意欲が高まる可能性があります。制作会社では数ヶ月で終わる単発の案件が多いため、事業会社へ転職して、腰を据えてサービスの成長に関わりたいと考えるWebデザイナーも増加する傾向にあります。
また、実際に自社メディアやWebサービス、オウンドメディアなどは需要があり、それとともにWebデザイナーの中途採用の需要も拡大しています。
環境が過酷なところが多い
働く制作会社によっては、小さな会社で残業が多かったり、クライアントに振り回されることもしょっちゅうあります。
どれだけ過酷な環境で働いたからといっても出来高制で給料が上がることはほとんどなく、環境が充実しているところへの転職を考えている人も少なくありません。
これは、特に外部から受注している会社やフリーランサーなどに良く陥ることで、自社開発に携わることができる企業に転職すれば、今よりも充実した環境で働ける可能性があります。
覚えなければいけない知識が多い
Webデザイナーは覚えなければいけない知識が多いです。
Webデザイナーになりたくて目指していたものの、覚えることが多く、途中で挫折してしまう人は意外と多いです。
これを乗り越えれば、現場で働くプロのWebデザイナーとして活躍できますが、それまでの道のりは長いです。継続するためには、明確な目標設定と日々の勉強、モチベーション意地が必要になります。例えばTwitterなどのSNS上では、独学をしているクリエイターも多く、日々勉強の成果などをツイートしていることもあります。こういった環境に身を置き、外部からの刺激も受けながら楽しんで勉強を継続できるといいでしょう。
また、Webデザイナーは流行や技術トレンド、ビジネス知識などをいち早くキャッチしてインプットすることも大事な作業になるため、負担が多く転職を考えるケースがあるようです。
転職活動の前に考えたいこと
転職活動をする時は今の現場でできそうなことを探すことが一番大切です。
転職をして新しい環境で働くことも一つの手段ですが、転職先で今よりも良い環境で働ける確約はありません。
年収は今よりも高いところに転職をすればいい話ですが、環境は実際に働いてみないとわかりません。
選ぶ企業によっては今よりも環境が悪いところで働くことにもなりかねませんので、注意が必要です。
また、やりがいを感じるような仕事であれば多少人間関係が悪くても時には我慢したほうが良いこともあります。
一人で考えるのではなく、周囲の人の話を聞いたり、友達などに相談して決めると良いでしょう。そのうえで自己分析をして、自身の得意な領域、強みを明確にして履歴書やポートフォリオに記載をしましょう。
転職を考え始めると、どんどん今の職場に対しても不満が溜まっていきがちですが、ただ会社を退職するのではなく、転職して何を目指すのかを明確にすることが大切です。
Webデザイナーが転職を考える時にベストなタイミング
Webデザイナーが転職を考える時にベストなタイミングは年度末の3月末頃、ボーナス支給後や半期末の7〜9月末、年末の12月末頃が多いと言われています。
また近年は、IT関連の企業であれば、常に人材が不足しているところもあるため、通年募集している企業が増えてきています。
実際にWebデザイナーやUIデザイナーの中途採用の求人を検索してみるとわかりますが、好条件で働ける企業が増えてきています。
Webデザイナーが転職や独立で成功する方法
次に、Webデザイナーが転職やフリーランスとして独立して成功する方法を考えていきたいと思います。
転職
Webデザイナーでこれから転職を考えている人は、以下のポイントを意識するようにしましょう。
- ポートフォリオを作成してスキルや実績を可視化しておく
- 未経験の場合はコーディングスキルは最低限習得しておく
- 年収や希望条件などをしっかり明確にして、転職エージェントを活用する
Webデザイナーとして転職する場合は、職務経歴書や履歴書以外にも自分のこれまで携わってきた実績をまとめたポートフォリオを作成しておきましょう。
Webデザイナーの転職はスキルだけでなく、得意なデザインや分野とのマッチ度も重要な要素です。実務経験での実績は、担当した分野、チームの人数、どういった課題があってどの様に解決したのかを具体的に書くことが重要です。
採用担当者としては、ポートフォリオを見ないと実際にどんなスキルがあるのか、どんなもの作成できるのかを判定して、採用活動を行っています。
実務未経験の場合でもポートフォリオはしっかり作成しておくようにしましょう。未経験であればオンラインスクールなどでデザインだけでなく、コーディングについても習得し、クラウドソーシングサイトなどで比較的軽い案件をこなし、ある程度実績を積んでおくことも大切です。
フリーランス
稼げるフリーランスWebデザイナーになるためには、以下のポイントが重要です。
- デザイン以外の付加価値を身に付ける
- デザインのトレンドを抑えて仕事でアウトプットできる
- 自分のブランド価値を高める
- SNSなどで情報発信を行う
- 交流会に積極的に参加する
フリーランスWebデザイナーとしてしっかりとした収入を稼ぐのは簡単なことではありません。
既に人脈が形成できていたり、クライアントを抱えている人であればフリーランスになってもすぐに稼ぐことができますが、ほとんどの人は何もない状態から始めることになります。
ですが、実際にフリーランスWebデザイナーとして高収入を得ている人がいることは事実です。
上記で紹介したようなポイントを意識していれば、今の年収よりも所得がアップし、誰にも邪魔されない自分だけの環境で働くことができます。
Webデザイナーが転職するタイミングは多様
今回はWebデザイナーが転職を環上げるタイミングや最適な時期、Webデザイナーが転職で成功する方法などについて詳しく紹介しました。
転職のタイミングは自分の年齢も考慮したうえで検討しましょう。採用企業の多くは、成長意欲が強く、吸収力があると思われている20〜30代の人材を欲してるケースが多いです。40代以上で転職を成功させるためには、年齢に見合った経験値や専門スキル、マネジメントスキルなどを求められるケースが多いです。近年では未経験や他業種からWebデザイナーに挑戦するケースが増えてきていますが、一般的な転職市場では未経験や微経験の場合は、実務案件で通用する様な、質の高い作品が求められることが多いです。
また、フリーランスで活動する人は、自分のスキルや知識を証明する資格をポートフォリオに掲載しておくことで、案件獲得をスムーズに進めることもできます。
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